そしてまた、君と変わらぬ夏を過ごす



「あ、花火始まっちゃった」


誰かが言った。

それに合わせるように、ドーン、という音が鳴る。


周囲の人達が、一斉に空を見た。

その中に、アイツ……いや、愛音もいるのだろうか。


「今、愛音先輩のこと考えてるでしょ」

お見通し、だよ?


そう言って、瑞葉は笑う。


「でも、さ」