「あ、花火始まっちゃった」 誰かが言った。 それに合わせるように、ドーン、という音が鳴る。 周囲の人達が、一斉に空を見た。 その中に、アイツ……いや、愛音もいるのだろうか。 「今、愛音先輩のこと考えてるでしょ」 お見通し、だよ? そう言って、瑞葉は笑う。 「でも、さ」