∞8《インフィニティ・エイト》

「おお~、涼しい! まずは肉肉!」

 リクは脇目も振らずホットスナックのコーナーへ向かう。

「俺は唐揚げとフランクフルトで、飲み物は麦茶な!」

「リク、野菜も食べたほうがいい。間食が肉だけってバランスが悪すぎるよ」

「うっさいな兄貴。野菜を食うスペースがあるなら肉を食う」

 苦笑するソラに、リクは謎理論で反論してさっさと注文を済ませる。

 私はアイスコーナーを覗き込んだ。

 私のイチオシなフクロウ印のアイス、ポポロ夏限定味が鎮座していた。

 小箱に一口サイズのアイスが六個入っているから、友だちと違う味を買ってシェアしやすい。

「ソラ、見て! ポポロのレモン味が出てる!」

 ポポロを手に取ると、ソラはふわりと微笑んだ。

「夏美はレモン味好きだよね」

「うん、絶対買う!」

 かごにポポロアイスを入れると、ソラがすっと買い物かごを持ってくれた。

「僕が持つよ」
「いつもありがとう、ソラ」

 ソラもドリンク棚から紅茶を選んで、三人で会計を済ませた。