「さ、こんなとこで時間取ってられない。次行くぞ次!」
次に向かったのは射的の屋台。
「よーし。待ってろよ夏美。俺があのぬいぐるみを取ってやる!」
「お、いいねぇ兄さん。彼女のために当てるか!」
リクは気合い十分で、店のおじさんに五百円払いコルク銃を手にする。
標的は、一番下の棚にあるネコのぬいぐるみ。
腕を伸ばして標的を睨みつける。
「リク、やめたほうがいい。リクはシューティングゲームですぐにゲームオーバーになるじゃないか」
「んだよ兄貴! やる前から諦めんな! ようは気合だ!」
ソラがとめたけど、リクは自信満々。
一発目はあらぬ方向に飛んでいって、隣の輪投げ店の垂れ幕に当たった。
二発目は屋台の屋根に当たった。
「くそっ、次で決める!」
三発目も、ぬいぐるみにはかすりもしなかった。
「……残念だったな兄さん。これ、参加賞だ」
店のおじさんが塩味のアメをひとつくれた。
「負けられない戦いがここにある! おっちゃん、もう一回!」
次の三発もかすりすらせず終わった。
「くそ。おっちゃん! ぬいぐるみに重石を仕込んでんだろ!」
「当たって動かないならともかく、かすりすらしてないのにそれはただのいちゃもんだよ、リク……」
「兄貴は黙っててくれ」
「ありがとう、リク。取ろうとしてくれた気持ちだけでも十分だよ」
次に向かったのは射的の屋台。
「よーし。待ってろよ夏美。俺があのぬいぐるみを取ってやる!」
「お、いいねぇ兄さん。彼女のために当てるか!」
リクは気合い十分で、店のおじさんに五百円払いコルク銃を手にする。
標的は、一番下の棚にあるネコのぬいぐるみ。
腕を伸ばして標的を睨みつける。
「リク、やめたほうがいい。リクはシューティングゲームですぐにゲームオーバーになるじゃないか」
「んだよ兄貴! やる前から諦めんな! ようは気合だ!」
ソラがとめたけど、リクは自信満々。
一発目はあらぬ方向に飛んでいって、隣の輪投げ店の垂れ幕に当たった。
二発目は屋台の屋根に当たった。
「くそっ、次で決める!」
三発目も、ぬいぐるみにはかすりもしなかった。
「……残念だったな兄さん。これ、参加賞だ」
店のおじさんが塩味のアメをひとつくれた。
「負けられない戦いがここにある! おっちゃん、もう一回!」
次の三発もかすりすらせず終わった。
「くそ。おっちゃん! ぬいぐるみに重石を仕込んでんだろ!」
「当たって動かないならともかく、かすりすらしてないのにそれはただのいちゃもんだよ、リク……」
「兄貴は黙っててくれ」
「ありがとう、リク。取ろうとしてくれた気持ちだけでも十分だよ」



