∞8《インフィニティ・エイト》

 最初に向かったのは、境内のお社。

 私たちは毎年祭に来ると、必ずここの氏神様にお参りをする。

 鈴を鳴らしてお賽銭(さいせん)を入れて、お祈りする。

 お祭が終わったら、今日が終わったら……もうソラとリクと、気軽に会えなくなっちゃう。

 この楽しい日が、終わらなければいいのに。

 願ったところで明日は来る。

 顔を上げると、二人はお祈りを終えたのか私を見ていた。

「終わったか?」

「うん」

「夏美。せっかくだから、おみくじひかない?」

 ソラの提案で、賽銭箱の横に設置されているおみくじをひいた。