「あのですね、ソラ先輩。実はあたし、補習があって学校に来てたんです」
「補習?」
「はい……数学と英語で赤点取っちゃって……。だからソラ先輩、勉強教えてくれませんか? ソラ先輩、部活のときもいつも丁寧にわかりやすく教えてくれるから、ソラ先輩になら頼みやすいです。先生にも今の成績じゃ東大目指すなんて夢のまた夢だぞって言われちゃって」
リクは何を察知したのか冷たく目を細めている。
「ごめんね、まだ学校を回るところだから」
ソラはやんわり断った。
「そっかぁ……じゃあ、また今度お願いします!」
芽衣さんは少し残念そうな顔をしたものの、小走りで補習の教室へと戻っていった。
「あー……俺、ああいうあざとい女まじで無理。友だちでもないわ」
リクはフンと鼻を鳴らす。
「言いすぎじゃない、リク。あの子、勉強を教えてほしいって言っただけなのに」
「あの女に無視されてそれを言えるなんて、お前は仏か」
仏になった覚えはないなぁ。
ソラも困り顔だ。
「リク。前から注意しているけど、そういうことを言うと角が立つから、ほどほどにしなよ。本人の耳に届いたらどうするつもり?」
「聞こえるように言ってんだよ」
「リクが敵を作ると僕に飛び火するからやめてくれ」
リクの頭をソラが小突いた。
「補習?」
「はい……数学と英語で赤点取っちゃって……。だからソラ先輩、勉強教えてくれませんか? ソラ先輩、部活のときもいつも丁寧にわかりやすく教えてくれるから、ソラ先輩になら頼みやすいです。先生にも今の成績じゃ東大目指すなんて夢のまた夢だぞって言われちゃって」
リクは何を察知したのか冷たく目を細めている。
「ごめんね、まだ学校を回るところだから」
ソラはやんわり断った。
「そっかぁ……じゃあ、また今度お願いします!」
芽衣さんは少し残念そうな顔をしたものの、小走りで補習の教室へと戻っていった。
「あー……俺、ああいうあざとい女まじで無理。友だちでもないわ」
リクはフンと鼻を鳴らす。
「言いすぎじゃない、リク。あの子、勉強を教えてほしいって言っただけなのに」
「あの女に無視されてそれを言えるなんて、お前は仏か」
仏になった覚えはないなぁ。
ソラも困り顔だ。
「リク。前から注意しているけど、そういうことを言うと角が立つから、ほどほどにしなよ。本人の耳に届いたらどうするつもり?」
「聞こえるように言ってんだよ」
「リクが敵を作ると僕に飛び火するからやめてくれ」
リクの頭をソラが小突いた。



