寄り道しながら高校の校門をくぐった。
今は夏休みだから、校内にはほとんど生徒がいない。
何人かいるのは運動部、吹奏楽部の生徒だ。
校庭の方からは威勢のいい掛け声と、バッティング練習の音が聞こえてくる。
「リクも少し前まであっち側だったのに、不思議な感じだね」
ソラが校庭の方を見ながら言う。
「思い出させんな兄貴! あーあ。あと一秒早ければメダルだったのにチクショー!」
「落ち込むことないよ、リク。リクの最新記録出せたじゃん」
そう、リクはこれまでの中で一番早かった。
見に行っていた私もびっくりする早さ。
「俺の中で最速でも、メダルを取れなきゃ意味ないんだよ」
数日前に三年生最後の大会があった。
リクは百メートルの選手として走り、四位になった。
四位でもじゅうぶんすごいけど、リクは最後ずっと泣いていた。
今は夏休みだから、校内にはほとんど生徒がいない。
何人かいるのは運動部、吹奏楽部の生徒だ。
校庭の方からは威勢のいい掛け声と、バッティング練習の音が聞こえてくる。
「リクも少し前まであっち側だったのに、不思議な感じだね」
ソラが校庭の方を見ながら言う。
「思い出させんな兄貴! あーあ。あと一秒早ければメダルだったのにチクショー!」
「落ち込むことないよ、リク。リクの最新記録出せたじゃん」
そう、リクはこれまでの中で一番早かった。
見に行っていた私もびっくりする早さ。
「俺の中で最速でも、メダルを取れなきゃ意味ないんだよ」
数日前に三年生最後の大会があった。
リクは百メートルの選手として走り、四位になった。
四位でもじゅうぶんすごいけど、リクは最後ずっと泣いていた。



