木漏れ日の中の光

 私たちはお礼を言ってから、目の前にあるパフェにくぎ付けになった。

「うわぁ、美味しそう。アイスクリームがたくさんのってる!」

 アイスクリームをスプーンですくって、口の中に入れた。

 よほど美味しかったのか、美味しい!と天井を見上げて身体を揺らしていた。

「そんなに美味しいの?」

 私は詩の興奮気味に喜ぶ姿を見て、くすりと微笑む。

 私も口に入れると、甘く溶け広がり、どこかの山の麓で食べている感覚があった。

 清々しくて、空気を吸うと気持ちいい。

 そんな気持ちにさせてくれる味わいだった。

「……美味しいね」

 詩を見たら思わず、声が零れた。

「ほんとだね。あ、これ見て!」

 詩はアイスをスプーンですくって、上にかかげていた。

 なにかなとスプーンを覗くと、アイスとキャラメルが混じっていて、土のようだった。

「これ……土みたいだね」

 私は苦笑いを浮かべた。

 詩と同じようにスプーンをすくって、まじまじと見続けた。

「だね。変な色合いだけど、なんかほっこりするよね。なんか分からないけど、安心する」

 詩はスプーンを持ったまま、なにかを思い出しているのか、身体が固まっていた。