木漏れ日の中の光

 私は答えると、翔月は背伸びをしてから、「そう」と返事をした。

「翔月。そういえば、行きたいところあるって言ってたけど、どこなの?」

 私が聞くと、翔月はニコリと笑った。

 なんだ? なにかあるのか。

「…ここのコンビニの隣、気づいた?」

 翔月に言われて、コンビニから隣の建物に目をうつした。

「これは……」

 私は隣の建物から翔月を見た。

「そう、ここはね。無人の小さな遊園地」

「こんなところに遊園地?」

 私はコンビニと無人の小さな遊園地を交互に見て、不思議に思った。

「ここ、公園くらいの遊園地なんだけど、あまり誰もこないらしいんだよ」

 翔月はスマホを弄りながら、ここの遊園地の写真を見せてきた。

 小さな遊園地はインスタでたまたま出てきて、見つけたらしい。

「確かにあまり人気じゃないみたいだね。人いないし」

 私は小さな遊園地を見ながら、答えた。

「まぁ、でも…言葉を換えれば、貸し切りじゃん」

 そう言ってから、翔月は小さめな遊園地へと足を運ぶ。

「…詩! こっち」

 翔月は早く早くとこちらを促すように手で招いていた。

「…分かったから」