木漏れ日の中の光

 机に無造作に置かれたマスク箱が目についた。

 マスクが取れない私を本当にどう思っているのか気が気ではなかった。

 窓越しにまた手をかざして、ねぇ? 大丈夫だよねと優しく問いかけた。

 答えが返ってくるはずのないビルさんに目で訴えた。

 返事がなくても、私は私でいられるのかは未知数。

 それでも、私は私でいる限り、自分を失わない。