木漏れ日の中の光

 私は膝を屈んで、息を整えた。

「……はぁ、さすがに疲れたよね」

 翔月も私と同じように疲れ果てていて、顔には汗が噴き出ていた。

 もうそろそろ夏本番に入ろうとしているので、暑さが徐々に増してきた。

 日差しが眩しくて、やけにとげのような光に身体全体がクラクラしてきた。

「翔月。……なんか飲もう」

 私は砂漠に行ったくらいに喉がカラカラで、今早くなにかを飲みたかった。

「……そうだね。近くになんかコンビニは……」

 周りを見渡すと、一件だけコンビニらしき店があった。

「……そこ行こう」

 私たちは重い足を一歩踏み出した。

 店に入ると、気持ちいい冷やりとした空気が流れてきた。

「はぁ」

 私は大きく息を吐いた。

「……いいね、気持ちいい」

 翔月は背筋を伸ばして、店内にあるものを物色し始めた。

私はどうしても冷たいものが欲しかった。冷蔵庫に入っているドリンクを見てから、開けた。

「……っ……涼しい」

 冷蔵庫の冷たい風を顔にあてて、目を閉じた。

「気持ちいい」

 私は火照っていた頬に冷気をあてていたら、翔月は勢いよく扉を閉めた。

「翔月!」