ピピピッ、ピピピッ、ピピピッ__
「ん……」
機械的なアラームの音に重い瞼を開け、だるい体をなんとか起こす。
「やば……眠い……」
頭がガンガンと痛む。昨日の帰り際の一件がぐるぐ々と脳裏を離れず、結局朝方までまともに眠れなかった。
昨日はあのあと、気まずい空気のまま立ち去ってしまった。結局コンビニにも寄れず、「また明日」の一言さえ交わせないまま解散してしまったのだ。
「悪い奴じゃないのは、分かってんだけどな……」
ベッドの端に腰掛け、ボサボサの頭をかきむしる。
そう、郁真は何も悪くない。悪い奴どころか、俺にとって誰よりも大切な友人であり、同時に胸を焦がすほどの想い人だ。
だからこそ、あいつの口から軽々しく飛び出す『好き』の一言に、いちいち心が削られて、感情を掻き乱されてしまう。
「……お菓子、買っていくか」
不器用な自分に溜息をつく。完璧な謝罪にはならないかもしれないけれど、甘いものでも渡して、なんとか昨日の重苦しい空気をうやむやにできないだろうか。
そんな縋るような思いで通学路のコンビニに立ち寄り、棚から郁真の好きな新作菓子をひとつ手に取った。
罪罪悪感と小さな期待が混ざり合った複雑な胸中のまま、俺は足を重く前へ進めた。
「ん……」
機械的なアラームの音に重い瞼を開け、だるい体をなんとか起こす。
「やば……眠い……」
頭がガンガンと痛む。昨日の帰り際の一件がぐるぐ々と脳裏を離れず、結局朝方までまともに眠れなかった。
昨日はあのあと、気まずい空気のまま立ち去ってしまった。結局コンビニにも寄れず、「また明日」の一言さえ交わせないまま解散してしまったのだ。
「悪い奴じゃないのは、分かってんだけどな……」
ベッドの端に腰掛け、ボサボサの頭をかきむしる。
そう、郁真は何も悪くない。悪い奴どころか、俺にとって誰よりも大切な友人であり、同時に胸を焦がすほどの想い人だ。
だからこそ、あいつの口から軽々しく飛び出す『好き』の一言に、いちいち心が削られて、感情を掻き乱されてしまう。
「……お菓子、買っていくか」
不器用な自分に溜息をつく。完璧な謝罪にはならないかもしれないけれど、甘いものでも渡して、なんとか昨日の重苦しい空気をうやむやにできないだろうか。
そんな縋るような思いで通学路のコンビニに立ち寄り、棚から郁真の好きな新作菓子をひとつ手に取った。
罪罪悪感と小さな期待が混ざり合った複雑な胸中のまま、俺は足を重く前へ進めた。



