明日、君に会えたなら


 一ヶ月ぶりに君がいない朝が来た。
 彼女と過ごした一ヶ月は一瞬で、本当にすぐ終わってしまった。
 だけど、後悔はない。俺も伝えたいことはすべて伝えることができた。
 斗亜とのチャットを開く。最後に送られたのは、俺からの「ついたよ、今どこ?」というメッセージ。既読はついていない。これから一生つくことはない。
 「また会おうな、斗亜」
 窓を開けると、冷たい空気とともに朝日が差し込む。
 今日も、いつもの慣れた一日が始まる。
 もう、玄関を開けても「おかえり」と言ってくれる人はいない。
 それでも俺は、歩き出した。
 ___今度こそ、彼女のいない今日へ。