【勇者×偽物】~離婚は半年後の予定です~


朝の、清らかな光の中。
窓から差し込んだ朝陽が、広いこの空間を優しく照らしている。

白金色の髪が朝の陽光にきらめき、(みどり)色の瞳は愛おしい者を見つめるそれだった。

「――半年で、いい」

懇願するかのような、切なげな声が、眼差しが、……ただひたすらに降り注ぐ。

「私は君を大切にするし、幸せにしたい。それでも半年後、私を好きになれなければ……」

その声音はまるで、誠実な誓い。

ただまっすぐな、愛の告白だった。



なお相手は不服そうな顔をしている――。