「だろだろ?!絶対、おかしいんだよ」
基本的に和樹は外食しない。何故なら、抜群に料理が上手いお手伝いボーイが家に常駐しているからだ。
百歩譲って外食するとしても、どこかに出かけたついでとかだろうけど。
こないだみたいに遠出するとかじゃない限り、帰って食うはずだ。
それを、駅前で?しかも、お手伝いボーイが一番得意としているバーガーを?
もはや、和樹の中身が誰かとか言う問題よりも、今までの和樹ですら考えられない行動だ。
「聞いたのか?和樹に」
俺が休んでいる間に噂になっているのであれば、既に誰かが和樹に確認していてもおかしくない。
と思ったのだが、『聞ける訳ねぇだろ』と言われた。
確かに。堤谷に聞かれても真剣に答えてくれなさそう。
だから、俺に聞いたんだよな。そらそうだ。
「水流さんには?」
和樹は無理でも、こいつは水流さんの幼馴染的存在なんだから、普通に聞けそう。
と思ったのだが、『聞ける訳ねぇだろ』と言われた。
デジャヴか。
「稔、久しぶり」
そんな事を言い合っていたら、御本人登場だ。
いつも通りの感じで、自分の席に鞄を置く。
特に、変わりはない。俺の知っている和樹だ。
「お、おぅ。一週間ぶり位だな」
堤谷に、聞け聞けと肘で意思表示されるけど、とりあえず挨拶させろ。
和樹が普通に椅子に座って、カバンの中からノートとか筆記具とかを出すのを見ながら、俺も背負ったままだった鞄を下ろす。
「か、和樹は連休どうしてた?」
ちょっとどもってしまったけど、なかなかさり気なく聞けたのでは?
いや、さり気なくとか無理だよね。存じ上げております。
「あぁ、水流の事か。稔が気にするような事じゃないよ。別に付き合ってるとか、デートとかじゃなくて、用事があって話してただけ」
……めっちゃ説明するじゃん!!
これが世に言う、『浮気男は口数が多くなる』ってやつなのでは?!
いやいや、落ち着け。
別に和樹と俺は付き合ってないし。
別に和樹に好きとか言われてないし。
俺が和樹に好かれているかも不明だし。
大丈夫だ。聞いた直後も自然な感じだったし。
動揺している様子もない。むしろ、俺の方が動揺している。
「へ、へぇ、何の用事?」
動揺しながら聞いたから、さらに突っ込んでしまった。
束縛彼女みたいになってない?大丈夫?
「あ~、中身はちょっと言えないんだけど」
か、か、か、隠した?!
いや、もうこれは完全にクロでは?!
あ、いや、違う違う。
別に、俺は彼氏じゃないし。
ただの友達だし。俺に関係ない事なら、言えないこともあるよな。
それがごく普通。自然な事だ。そうだ。間違ってない。和樹は間違ってないぞ。
「お前、水流ちゃんは繊細なんだから、傷つけたりするなよ!」
何か突然、堤谷が悔しそうに叫び始めた。
お前、教室でそんな叫ぶなよ、恥ずかしい。
「繊細?あれが?」
煽るみたいに、和樹が鼻で笑った。
え。
え、え?
『あれ』って。
何その、『あれ』って。
いや、もう、そんな。だって。
それはもう、熟年夫婦の言い方やないか~い!!
基本的に和樹は外食しない。何故なら、抜群に料理が上手いお手伝いボーイが家に常駐しているからだ。
百歩譲って外食するとしても、どこかに出かけたついでとかだろうけど。
こないだみたいに遠出するとかじゃない限り、帰って食うはずだ。
それを、駅前で?しかも、お手伝いボーイが一番得意としているバーガーを?
もはや、和樹の中身が誰かとか言う問題よりも、今までの和樹ですら考えられない行動だ。
「聞いたのか?和樹に」
俺が休んでいる間に噂になっているのであれば、既に誰かが和樹に確認していてもおかしくない。
と思ったのだが、『聞ける訳ねぇだろ』と言われた。
確かに。堤谷に聞かれても真剣に答えてくれなさそう。
だから、俺に聞いたんだよな。そらそうだ。
「水流さんには?」
和樹は無理でも、こいつは水流さんの幼馴染的存在なんだから、普通に聞けそう。
と思ったのだが、『聞ける訳ねぇだろ』と言われた。
デジャヴか。
「稔、久しぶり」
そんな事を言い合っていたら、御本人登場だ。
いつも通りの感じで、自分の席に鞄を置く。
特に、変わりはない。俺の知っている和樹だ。
「お、おぅ。一週間ぶり位だな」
堤谷に、聞け聞けと肘で意思表示されるけど、とりあえず挨拶させろ。
和樹が普通に椅子に座って、カバンの中からノートとか筆記具とかを出すのを見ながら、俺も背負ったままだった鞄を下ろす。
「か、和樹は連休どうしてた?」
ちょっとどもってしまったけど、なかなかさり気なく聞けたのでは?
いや、さり気なくとか無理だよね。存じ上げております。
「あぁ、水流の事か。稔が気にするような事じゃないよ。別に付き合ってるとか、デートとかじゃなくて、用事があって話してただけ」
……めっちゃ説明するじゃん!!
これが世に言う、『浮気男は口数が多くなる』ってやつなのでは?!
いやいや、落ち着け。
別に和樹と俺は付き合ってないし。
別に和樹に好きとか言われてないし。
俺が和樹に好かれているかも不明だし。
大丈夫だ。聞いた直後も自然な感じだったし。
動揺している様子もない。むしろ、俺の方が動揺している。
「へ、へぇ、何の用事?」
動揺しながら聞いたから、さらに突っ込んでしまった。
束縛彼女みたいになってない?大丈夫?
「あ~、中身はちょっと言えないんだけど」
か、か、か、隠した?!
いや、もうこれは完全にクロでは?!
あ、いや、違う違う。
別に、俺は彼氏じゃないし。
ただの友達だし。俺に関係ない事なら、言えないこともあるよな。
それがごく普通。自然な事だ。そうだ。間違ってない。和樹は間違ってないぞ。
「お前、水流ちゃんは繊細なんだから、傷つけたりするなよ!」
何か突然、堤谷が悔しそうに叫び始めた。
お前、教室でそんな叫ぶなよ、恥ずかしい。
「繊細?あれが?」
煽るみたいに、和樹が鼻で笑った。
え。
え、え?
『あれ』って。
何その、『あれ』って。
いや、もう、そんな。だって。
それはもう、熟年夫婦の言い方やないか~い!!


