あ、やべ。言っちゃった。
みんなそれぞれが仲良くなったんだから、和樹と水流さんだけじゃないって思っていたのに。
というか、思おうとしていたのに。つい言ってしまった。
「俺が?水流と?」
……いや、呼び捨てかよ。
じゃない。待て待て。和樹は女子の名字を呼び捨てにするタイプだった気がする。
別に何も不思議はない。
と言うか。今は高校生だから許されるかもしれないけど、世間に出てから仲良くない人をいきなり呼び捨てにしたらハラスメントだからな!気を付けろよな!
何ハラスメントかは、ちょっとよく分からないけど、何かきっとハラスメントだ。多分。
「まぁ、傍から見たらそうなるか」
え、納得?!
納得する事なのか?!
じゃあ、本当に仲良くなった感じなのか?!
「別に、仲良くはないな。ただ、まぁ、話はするだろうな」
何その中途半端な言い方。
仲良くは無いけど、これからも話はする関係だって宣言?
謎過ぎる。
やっぱり、俺の前世が和樹だった。なんて、ただの妄想だったのかもな。
和樹の言いたいことも考えていることも全く理解できないし、想像すらできない。
「別に、俺には関係ないから、好きにしたら良いんじゃね?」
水流さんは俺に告白してきたけど、今日の感じでは別に俺と仲良くしたい感じでも無かったし。和樹と話したら、和樹の方が良い男だって思ったのかもな。
菖蒲だって、堤谷の事を良い奴だって感心していたし。
そういう気持ちって、幾らでも変わるものですからな。
俺には関係のない事ですよ。
「いや、稔、そういうんじゃなくて」
和樹が何か言おうとしていたけど、丁度、俺の家に辿り着いたので話は以上だ。
「じゃ、またな」
連休は始まったばかりだけど、いっぱい遊んで疲れたから、明日からは何もしないをしよう。
そんな事を決意しながら俺は家に入った。
和樹と出かける時は、和樹の家に俺が迎えに行って、帰りは和樹が俺の家まで送る。
俺たちのルーティンだ。
という事で、俺の家の前で解散した。
別に恋人と別れる訳でもないので、俺はひらっと手を振って家の扉を開けて入った。
和樹も、引き留めるでもなく、『あ、おぅ』って言っていたから、問題はない。
問題しかないのは、俺の頭だ。
俺が和樹じゃないとして、和樹も俺じゃないとして。
俺が稔であるとして、稔は俺なのかという話だ。
そして、和樹は誰なのか。稔なのか稔じゃないのか。
もはや、俺のお気楽な頭では何も考えられない。
結局俺は、何も分からないまま母さんが作ってくれた夕ご飯を食べた。
美味しすぎて何を考えていたのかさっぱり忘れた。
ご飯中に今日のお出掛けがどうだったかなんてことをあれこれ聞かれて、答えているうちに何かを考えていた事すら忘れた。
目敏い母さんは、俺のバッグに付いているキーホルダーを見つけて、キャッキャしていた。
母さんも父さんとデートで今日行った公園に行ったことがあるらしい。
『こんなキーホルダー売ってるんだ。初めて見た』とか言っていた。
別に、お土産コーナーを全部覚えている訳ないと思うけど、何か『ここの定番です』みたいな顔して目立つところに置いてあったけどな。
最近、新しく出来たのかも知れないな。
みんなそれぞれが仲良くなったんだから、和樹と水流さんだけじゃないって思っていたのに。
というか、思おうとしていたのに。つい言ってしまった。
「俺が?水流と?」
……いや、呼び捨てかよ。
じゃない。待て待て。和樹は女子の名字を呼び捨てにするタイプだった気がする。
別に何も不思議はない。
と言うか。今は高校生だから許されるかもしれないけど、世間に出てから仲良くない人をいきなり呼び捨てにしたらハラスメントだからな!気を付けろよな!
何ハラスメントかは、ちょっとよく分からないけど、何かきっとハラスメントだ。多分。
「まぁ、傍から見たらそうなるか」
え、納得?!
納得する事なのか?!
じゃあ、本当に仲良くなった感じなのか?!
「別に、仲良くはないな。ただ、まぁ、話はするだろうな」
何その中途半端な言い方。
仲良くは無いけど、これからも話はする関係だって宣言?
謎過ぎる。
やっぱり、俺の前世が和樹だった。なんて、ただの妄想だったのかもな。
和樹の言いたいことも考えていることも全く理解できないし、想像すらできない。
「別に、俺には関係ないから、好きにしたら良いんじゃね?」
水流さんは俺に告白してきたけど、今日の感じでは別に俺と仲良くしたい感じでも無かったし。和樹と話したら、和樹の方が良い男だって思ったのかもな。
菖蒲だって、堤谷の事を良い奴だって感心していたし。
そういう気持ちって、幾らでも変わるものですからな。
俺には関係のない事ですよ。
「いや、稔、そういうんじゃなくて」
和樹が何か言おうとしていたけど、丁度、俺の家に辿り着いたので話は以上だ。
「じゃ、またな」
連休は始まったばかりだけど、いっぱい遊んで疲れたから、明日からは何もしないをしよう。
そんな事を決意しながら俺は家に入った。
和樹と出かける時は、和樹の家に俺が迎えに行って、帰りは和樹が俺の家まで送る。
俺たちのルーティンだ。
という事で、俺の家の前で解散した。
別に恋人と別れる訳でもないので、俺はひらっと手を振って家の扉を開けて入った。
和樹も、引き留めるでもなく、『あ、おぅ』って言っていたから、問題はない。
問題しかないのは、俺の頭だ。
俺が和樹じゃないとして、和樹も俺じゃないとして。
俺が稔であるとして、稔は俺なのかという話だ。
そして、和樹は誰なのか。稔なのか稔じゃないのか。
もはや、俺のお気楽な頭では何も考えられない。
結局俺は、何も分からないまま母さんが作ってくれた夕ご飯を食べた。
美味しすぎて何を考えていたのかさっぱり忘れた。
ご飯中に今日のお出掛けがどうだったかなんてことをあれこれ聞かれて、答えているうちに何かを考えていた事すら忘れた。
目敏い母さんは、俺のバッグに付いているキーホルダーを見つけて、キャッキャしていた。
母さんも父さんとデートで今日行った公園に行ったことがあるらしい。
『こんなキーホルダー売ってるんだ。初めて見た』とか言っていた。
別に、お土産コーナーを全部覚えている訳ないと思うけど、何か『ここの定番です』みたいな顔して目立つところに置いてあったけどな。
最近、新しく出来たのかも知れないな。


