僕の幼馴染みのミオちゃんには、好きな人がいるみたい。詳しく聞くと同じクラスの海君のことが好きなんだって。海君は、バスケをしていて、スポーツ万能で確かにカッコいい。とってもハキハキしていて、暗いところなんかない、お日様にずっと照らされてるみたいな男の子。僕とは全然違う。
ミオちゃんは、僕の目の前で両手の掌を合わせて、お願いのポーズをとった。
「ねぇ、サッちゃんお願いお願い! 海君の好きな人誰か聞いてきてよ」
「えっ……えぇ?でも、僕、海君としゃべったことないよ」
「良いから聞いてきてよ、サッちゃんって、ほんとグズいんだから」
「……うん、ごめんね」
サッちゃんって言うのは、僕のことなのだけれど、僕の名前はサツキなのに、ミオちゃんはいつも僕をサッちゃんって呼ぶの。女の子みたいだから、嫌だなって小さく言ってみたけど、ミオちゃん聞こえないみたい。
ミオちゃんは、いつもトロくさい僕を助けてくれるチャキチャキ女子で、女の子の番長みたいな子だから、歯向かうと怖いのもあって、しかたなく、僕は海君のところへいった。
海君が、帰ろうとしている下駄箱のところで、呼び止めた。周りに誰もいなくて、ちょうどよかった。
「あの、海君」
「え? あ、サツキ? どうした?」
「あの、海君……好き」
「え?」
「あ、えっと、海君好きな……」
「本当に?」
「え?」
「おれも、サツキのこと、ずっと好きだった、嬉しい」
太陽みたいな笑顔で、海君は僕の手をとった。僕は海君に海君の好きな人を聞かなきゃいけないのだけど、海君の好きな人は僕なの?
「あの、海君は僕を好きなの?」
「うん!」
「そ、そっか……あ、あのね、海君、ぼくミオちゃんに言わないといけないから」
「え? 何を?」
「あの、海君の好きな人」
「そんなの言ったら駄目だよ、二人だけの秘密なんだから」
「エッ! そーなの?」
「そうだよ」
海くんに秘密と言われてしまったし、でもミオちゃんに言わなきゃだしで、困ってたら、海くんの顔が近づいてきて、僕のほっぺに口をつけた。
「?」
「サツキ、一緒に帰ろ」
「う、うん」
ミオちゃんには、明日言えばいいかな? あ、でも、言っちゃいけないんだっけ。どうしよう。
海君と僕は砂っぽい下駄箱の扉を閉めて歩きだした。海くんの手は大きくて僕の手をすっぽりと包んでる。あたたかくて、なんだか手まで太陽みたい。こんな王様みたいな人が、なんで僕を好きなのかな。背の高い海君をちらりと見上げると、海君は、ん? って、僕のこと見返した。
「海君、どうして僕のことすきなの?」
「えーーだって、さつき可愛いし、なんかいっつもゆっくりしてて可愛いなって思ってたし、ウサギ小屋の掃除の時とかも、みんな、ウサギと遊んでたり、汚いから嫌だっていってやらなかったりするのに、さつきだけ綺麗にしててさ、偉いなっておもったし……みんなさ、目の前にいる時だけ可愛いって言うだけで、次の日は可愛いって言わないじゃん、だけど、さつき、次の日も、その次の日も、ちゃんとウサギ小屋の掃除してて、今もしてるじゃん」
「僕、飼育係なんだよ?」
「でも、他の女子とかやらないじゃん」
「ん、そっか」
そう言えば、ミオちゃんや、ヒカリちゃんは、ウサギのフンとか汚いって言ってたな。エサはあげてくれるけど。
でも、可愛いから綺麗なところで住んで欲しいし。あのウサギの真っ白なフワフワの足が、綺麗な藁の上だと汚れないかな?とか、土やほこりがまじった水より、毎日替えてあげた綺麗な水を飲みたいかなとか。それで毎日、飼育小屋に行ってたんだよ。
海君もそう思ってくれてたのかな。そういえば、海君、前に僕がバケツを両手で持って運んでたとき、一つ持つよって、持ってくれたことあったっけ。
海君は、誰にでも優しくて凄いなって思ってた。でも、もしかして、海君、僕のことが好きだから持ってくれたのかな。
なんだか、嬉しいな。僕なんかのこと、見ててくれたなんて。
だって、僕、足も遅いし、声も小さくて聞こえませんってよく言われるし、本を読むのは好きだけど、算数は苦手だし。
海君みたいに、キラキラしてないのにな。海君は、背も高くて髪の毛さらさらで、ちょっと日に焼けてて、目もキリッとしてて、バスケではエースで、皆の中心で凄い人なのに。
海君の横顔をじっと、みてたら、海君が、僕をみて、ニコッて笑った。その眼差しがあんまり優しかったから、あぁ、海君は本当に僕を好きなんだって、すこんと心に海君の気持ちが落ちてきた。
僕も海君のこと大好きみたい。
ミオちゃんは、僕の目の前で両手の掌を合わせて、お願いのポーズをとった。
「ねぇ、サッちゃんお願いお願い! 海君の好きな人誰か聞いてきてよ」
「えっ……えぇ?でも、僕、海君としゃべったことないよ」
「良いから聞いてきてよ、サッちゃんって、ほんとグズいんだから」
「……うん、ごめんね」
サッちゃんって言うのは、僕のことなのだけれど、僕の名前はサツキなのに、ミオちゃんはいつも僕をサッちゃんって呼ぶの。女の子みたいだから、嫌だなって小さく言ってみたけど、ミオちゃん聞こえないみたい。
ミオちゃんは、いつもトロくさい僕を助けてくれるチャキチャキ女子で、女の子の番長みたいな子だから、歯向かうと怖いのもあって、しかたなく、僕は海君のところへいった。
海君が、帰ろうとしている下駄箱のところで、呼び止めた。周りに誰もいなくて、ちょうどよかった。
「あの、海君」
「え? あ、サツキ? どうした?」
「あの、海君……好き」
「え?」
「あ、えっと、海君好きな……」
「本当に?」
「え?」
「おれも、サツキのこと、ずっと好きだった、嬉しい」
太陽みたいな笑顔で、海君は僕の手をとった。僕は海君に海君の好きな人を聞かなきゃいけないのだけど、海君の好きな人は僕なの?
「あの、海君は僕を好きなの?」
「うん!」
「そ、そっか……あ、あのね、海君、ぼくミオちゃんに言わないといけないから」
「え? 何を?」
「あの、海君の好きな人」
「そんなの言ったら駄目だよ、二人だけの秘密なんだから」
「エッ! そーなの?」
「そうだよ」
海くんに秘密と言われてしまったし、でもミオちゃんに言わなきゃだしで、困ってたら、海くんの顔が近づいてきて、僕のほっぺに口をつけた。
「?」
「サツキ、一緒に帰ろ」
「う、うん」
ミオちゃんには、明日言えばいいかな? あ、でも、言っちゃいけないんだっけ。どうしよう。
海君と僕は砂っぽい下駄箱の扉を閉めて歩きだした。海くんの手は大きくて僕の手をすっぽりと包んでる。あたたかくて、なんだか手まで太陽みたい。こんな王様みたいな人が、なんで僕を好きなのかな。背の高い海君をちらりと見上げると、海君は、ん? って、僕のこと見返した。
「海君、どうして僕のことすきなの?」
「えーーだって、さつき可愛いし、なんかいっつもゆっくりしてて可愛いなって思ってたし、ウサギ小屋の掃除の時とかも、みんな、ウサギと遊んでたり、汚いから嫌だっていってやらなかったりするのに、さつきだけ綺麗にしててさ、偉いなっておもったし……みんなさ、目の前にいる時だけ可愛いって言うだけで、次の日は可愛いって言わないじゃん、だけど、さつき、次の日も、その次の日も、ちゃんとウサギ小屋の掃除してて、今もしてるじゃん」
「僕、飼育係なんだよ?」
「でも、他の女子とかやらないじゃん」
「ん、そっか」
そう言えば、ミオちゃんや、ヒカリちゃんは、ウサギのフンとか汚いって言ってたな。エサはあげてくれるけど。
でも、可愛いから綺麗なところで住んで欲しいし。あのウサギの真っ白なフワフワの足が、綺麗な藁の上だと汚れないかな?とか、土やほこりがまじった水より、毎日替えてあげた綺麗な水を飲みたいかなとか。それで毎日、飼育小屋に行ってたんだよ。
海君もそう思ってくれてたのかな。そういえば、海君、前に僕がバケツを両手で持って運んでたとき、一つ持つよって、持ってくれたことあったっけ。
海君は、誰にでも優しくて凄いなって思ってた。でも、もしかして、海君、僕のことが好きだから持ってくれたのかな。
なんだか、嬉しいな。僕なんかのこと、見ててくれたなんて。
だって、僕、足も遅いし、声も小さくて聞こえませんってよく言われるし、本を読むのは好きだけど、算数は苦手だし。
海君みたいに、キラキラしてないのにな。海君は、背も高くて髪の毛さらさらで、ちょっと日に焼けてて、目もキリッとしてて、バスケではエースで、皆の中心で凄い人なのに。
海君の横顔をじっと、みてたら、海君が、僕をみて、ニコッて笑った。その眼差しがあんまり優しかったから、あぁ、海君は本当に僕を好きなんだって、すこんと心に海君の気持ちが落ちてきた。
僕も海君のこと大好きみたい。

