『普通』って幸せですか。

「はーい名簿順に並べ~」

「え終わってるwww」
「わたしのほうが1点勝ったんじゃない!?」

そう、今日はテスト返しの日なのだ…
「小川~」
「はーい」
「お前、もうちょっとがんばれよ~」

え……うそ、、私の予想よりはるかにひどい…
ここも!そこも!合ってるのに!他のところ四択なのに落としすぎでしょ、、
うぁ~~…家に帰りたくない~~~~!

正真正銘、お母さんはやさしい。
だからこそ、気を使われるのが嫌なのだ。もしかしたら、気を使って塾の講座数を増やそうとするかもしれない…え?もしかしてこれフラグ?やべっ……

まぁだからと言って寄り道するような友達もいないのでとぼとぼと一人で帰る。

もう目の前に「小川」の表札がある…自転車もある…なんで今日に限って帰るの早いの!?
まぁ、、、ここは穏便に…

「た、ただいまー」
「おかえりー」
よし、気にしているそぶりがない!今のうちに二階に……

「なーぎ?今日ってテスト返却の日じゃなかったっけ~?」
ぎくっ…
だけどこれ出さなきゃ怒られるやつだな……はぁ……
「…はい、、、」
「……凪、塾の講座ちょっとでもいいから増やしてみないかしら?そうしたほうがいい大学行けるかもしれないわよ、?」
(わたしがもうちょっと普通だったらお母さんにも気を使わせないで済んだかもしれないのに……ごめんね、、)
「そ、、、うだよね。一回考えてみる!」
そういったはいいものの、体だけは受け入れられないかのように動けなかった。