愛の終わりを知らない君へ

「保健の授業で使用した包帯、返しにきました。保健委員長なのでスペアキーも持ってますし」



綾瀬さんは腕で何個か抱えていた包帯を先生に向かって見せていた。


そして、何事もなかったかのように棚に包帯を戻すと、ぺこりと会釈をして保健室を出ていった。


あまりにも普通で俺のことも影か何かのように無視をしてきた綾瀬さんに、思わず笑ってしまう。



「じゃあね、先生。俺行くわ」



青ざめた顔で固まっている先生を置いて、ズボンを履いて慌てて綾瀬さんを追いかける。



「綾瀬さん!」