愛の終わりを知らない君へ

結婚という愛を誓い合った関係は、純愛?


一途に誰かを想い続けるなんて、無駄なことだというのに。



「あら、羽鳥(はとり)くん?どこか怪我でもしたの?」



保健室にいるのは養護教諭の里見(さとみ)先生だけのようで、こちらを振り返ると笑顔で首を傾げてきた。


そんな先生に後ろ手で鍵をかけながらニコッと微笑んで近づく。



「偏頭痛でおかしくなりそうで。最近天気が悪い日が続いてるからかな」


「今日の放課後も女の子を待たせてるんじゃないの?いいの、こんなところに寄ってきて?」



放課後の部活に勤しむ運動部の掛け声が、窓が閉められていても微かに聞こえてくる。


先生の言う通り、名前の知らない女の子が俺を下駄箱で待っているだろう。


しかしその前になんとなくここに寄りたくなったのだ。


先生は俺の嘘に気づいているかのように、甘い笑顔を浮かべていた。