「そういえば、明日夕燈ボランティア来るよな?」
鍋をつつきながら、朝陽が夕燈を見る。
「うん。何時に行けばいい?」
「九時に来れる?」
「わかったよ」
二人の会話が続く。
「ひよも来るか? 暇だろ?」
朝陽がこちらを見る。確かにゴールデンウィーク中で暇だ。
「そうだよ。おいでよ。一緒に行こう」
夕燈が私のおかわりをよそいながら、優しく笑う。
「暇だけど……何のボランティア?」
首を傾げる。
「授業の一環で、子どもが楽しめるイベントのボランティア。参加してレポート出せば単位くれるってさ」
「ほー、じゃあ行く」
朝陽のモテっぷりも確認したいし、大学のキャンパスも興味ある。鍋を食べ終えると、夕燈が洗い物をしている。
「手伝う?」と言うと、「ひよは朝陽と話してていいよ」と優しく返される。
「ねぇ、朝陽。大学どう?! 彼女できた?」
そう聞くと、朝陽は呆れたように笑った。
「大学は彼女作るとこじゃねー。勉強するとこだ」
「すごい真面目なこと言うじゃん」
「俺は真面目なんだよ。それよりひよ、お前進路決まったのか?」
「いやぁ、まだ……」
そう言うと、朝陽がジロリと睨む。
「この前のテストの結果もイマイチだったよな? 今回のテストは大丈夫か? 勉強してんのか?」
……厳しい。
「してる……してるって。すこし」
「まったく、ほんと俺たちがいないとすぐサボる」
呆れたようにこちらを見る。
「じゃあもっと帰ってきてよ」
ぷくっと頬を膨らませる。
「……なに? 寂しいの?」
朝陽がイタズラっぽく笑う。
「まあ、すこし? すこしだけね!」
すると朝陽が肩をすくめて、
「はいはい。暇なら電話してやるから。リモートでテスト勉強してやるからな」
「勉強はいやぁ……」
頭を抱える私を見て、夕燈がくすくす笑っている。スマホが震える。メールだ。
「あ、お母さんだ。お父さんと温泉来てるって」
写真を見せる。あの夏の日から二人で過ごす時間も大事にしているようだ。
「へぇー」
「楽しそうだね」
朝陽と夕燈がスマホを覗き込む。“楽しんできてね”と打ち込む。
「ねぇ、写真撮ろうよ! お母さんに送ろ!」
そう言うと、
「はあ? 写真? やだよ」
朝陽が面倒くさそうにこちらを見る。
「えー、いいじゃん!」
「じゃあ、ひよ。二人で撮ろうか」
夕燈が手を洗ってこちらへ来る。
「そうしようか」
「いや、俺も入れろ」
ぐっと詰めてくる。仲間外れは寂しいらしい。
「じゃあスマホ持って。手が伸びない」
朝陽に渡す。
「手短いもんな」
バカにしたように言う朝陽を睨みながらも、右隣に朝陽、左隣に夕燈。あったかくて、楽しくて、やっぱり二人の隣は心地がいい。
鍋をつつきながら、朝陽が夕燈を見る。
「うん。何時に行けばいい?」
「九時に来れる?」
「わかったよ」
二人の会話が続く。
「ひよも来るか? 暇だろ?」
朝陽がこちらを見る。確かにゴールデンウィーク中で暇だ。
「そうだよ。おいでよ。一緒に行こう」
夕燈が私のおかわりをよそいながら、優しく笑う。
「暇だけど……何のボランティア?」
首を傾げる。
「授業の一環で、子どもが楽しめるイベントのボランティア。参加してレポート出せば単位くれるってさ」
「ほー、じゃあ行く」
朝陽のモテっぷりも確認したいし、大学のキャンパスも興味ある。鍋を食べ終えると、夕燈が洗い物をしている。
「手伝う?」と言うと、「ひよは朝陽と話してていいよ」と優しく返される。
「ねぇ、朝陽。大学どう?! 彼女できた?」
そう聞くと、朝陽は呆れたように笑った。
「大学は彼女作るとこじゃねー。勉強するとこだ」
「すごい真面目なこと言うじゃん」
「俺は真面目なんだよ。それよりひよ、お前進路決まったのか?」
「いやぁ、まだ……」
そう言うと、朝陽がジロリと睨む。
「この前のテストの結果もイマイチだったよな? 今回のテストは大丈夫か? 勉強してんのか?」
……厳しい。
「してる……してるって。すこし」
「まったく、ほんと俺たちがいないとすぐサボる」
呆れたようにこちらを見る。
「じゃあもっと帰ってきてよ」
ぷくっと頬を膨らませる。
「……なに? 寂しいの?」
朝陽がイタズラっぽく笑う。
「まあ、すこし? すこしだけね!」
すると朝陽が肩をすくめて、
「はいはい。暇なら電話してやるから。リモートでテスト勉強してやるからな」
「勉強はいやぁ……」
頭を抱える私を見て、夕燈がくすくす笑っている。スマホが震える。メールだ。
「あ、お母さんだ。お父さんと温泉来てるって」
写真を見せる。あの夏の日から二人で過ごす時間も大事にしているようだ。
「へぇー」
「楽しそうだね」
朝陽と夕燈がスマホを覗き込む。“楽しんできてね”と打ち込む。
「ねぇ、写真撮ろうよ! お母さんに送ろ!」
そう言うと、
「はあ? 写真? やだよ」
朝陽が面倒くさそうにこちらを見る。
「えー、いいじゃん!」
「じゃあ、ひよ。二人で撮ろうか」
夕燈が手を洗ってこちらへ来る。
「そうしようか」
「いや、俺も入れろ」
ぐっと詰めてくる。仲間外れは寂しいらしい。
「じゃあスマホ持って。手が伸びない」
朝陽に渡す。
「手短いもんな」
バカにしたように言う朝陽を睨みながらも、右隣に朝陽、左隣に夕燈。あったかくて、楽しくて、やっぱり二人の隣は心地がいい。

