鬼王様との契り 〜出来損ない治癒師は妖の国で愛される〜

和風ファンタジー

鬼王様との契り 〜出来損ない治癒師は妖の国で愛される〜
作品番号
1788250
最終更新
2026/08/01
総文字数
557
ページ数
1ページ
ステータス
未完結
いいね数
0


長い歴史の中で妖と人間は
良好な関係を築いていた。

ーー遠い昔、1つの騒動が起こるまでは。


☆☆☆


この世界には『異能』という
特殊な力を持つ家系が存在する。

異能は、七歳で開花すると言われている。

異能は親から子へ受け継がれてきたが、
治癒一族の名門と呼ばれる『清水家』の
長女・千代は異能を開花させなかった。


「刺激はーー異能を目覚めさせる」

そう信じた当主は
七歳になったばかりの千代を
妖が出ると言われる森へ置き去りにされる。

薄暗く、気味の悪い森。
千代が1人で泣いているとーー

「おい。人間の娘
ーー何を泣いておる」

青年の姿をした鬼に声をかけられる。

『妖はいやしい』
『出会ったら殺される』
『喰われちまう…!』

悪い話ばかり聞いていたけれど

「泣くでない。
娘、面白いものを見せてやろう」

鬼は千代を泣き止ませようとする。
その姿は、まさに優しかった。

一夜のうちに千代は鬼に心を開くーー

「おに様、血が出ております…!」
「擦り傷だ、気に…!?」

治癒が使えない千代は慌てて
鬼から出る血を吸って止めようとする。

「よせ! 吐き出せ…!」

鬼の血は千代の身体へ溶け込んでいく。

「まさか…お前」

しかし、その話の最中、

「妖なんぞと話よって…!
気味の悪い娘よ…!」

「鬼様!
人間に近付くのをおやめください!
貴方様でも、これは目をつぶれません!」

千代と鬼は引き裂かれてしまう。


「お前のこと、必ず迎えに行く。
俺が鬼王になったその日に」


あの日の約束など、
忘れかけていたーー。


「約束通り迎えに来たーー俺の花嫁」


11年の時を経て、
忘れかけていた約束が、再び動き出す。


開始 2026.08.01
完結 2026.

目次

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