桃娘蜜月伝〜虐げられた姫は、時をこえ狼帝の孤独を溶かす〜

 宵月(シャオユェ)さまのために、なにができるのか。
 それを自問したところで、わたしにできることは数少ない。
 だけれども。
 ひとつだけ、自信を持って誇れることがある。

『おまえの舞を、俺に見せてくれ』

 わたしを、わたしたらしめるもの。
 それを、あなたが思い出させてくれた。