がっちゅーたこ焼きで勉強が終わると、青凪公園に行く。青凪公園でぼーとしてから、帰るのが多々良のルートだった。俺には一人でボーとする時間が必要だからだ。
だが隣には、郡司渉がいるようになった。
俺はジャングルジムてっぺんで座っていて、郡司は俺の周りをぐるぐる歩き回っていた。
「今日はおじさんきてないんだ」
「いるよ、そこのブランコ」
「はあ?まじで、どこ」
おじさんはブランコ前で何か踊っている、何の踊りだろうか。郡司はブランコの前をじっと目を凝らしているけど、見えていないみたいだ。
「多々良、いないけど」
「やっぱり、まだ見えないんだね」
「まだって…嬉しい、多々良、俺がこれから見えるって信じてくれてるんだ?」
「まあ、郡司が本気なのは伝わってくるから」
郡司はジャングルジムを降りて、ブランコまで確認しに行く。
「おーい!セーラーおじさん、出てこいよー」
「多々良が来てくれたらでるかも!おーい」
多々良もジャングルジムから、降りてきた。
「わかった、じゃあ郡司にとっておき」
多々良が、郡司と背中合わせになって、パワーを送る。
「へ、多々良」
「見えるように、パワー送ってるから」
「え、送ってくれてるの」
「うん、セーラーおじさん出てきますように」
「ありがとう」
「うん、完了!絶対来るよ」
(多々良、かわいい、かわいすぎるううう)
郡司は、我慢できなくて多々良を抱きしめる。
「え、郡司」
「こっちの方がいい」
「は、あわ、ちょっと」
「出てきますように」
郡司が離れると、多々良は真っ赤になって照れていた。
「多々良、あのさ、毎日してほしい」
「いや、それはちょっと」
郡司が真っ直ぐに、俺の視界に入ってくるから、調子狂うんだけど。郡司距離近いって、なんで、こんなに俺に近づいてくるんの。
「いや、それはちょっと、あと郡司、提案なんだけど、1人デー作らない?」
「1人デーって?」
「ずっと一緒だともしかしたら、おじさんも出てきづらくなってたり、あとたまには1人でボーとしたりね」
「え、俺が嫌になった」
「違う、郡司にも、俺といない時間を過ごしてほしい」
「やっぱり多々良には1人の時間が必要?でも俺はまだセーラーおじさん見えてないから、多々良とずっと一緒にいなかったら出てこないじゃん」
「…郡司やっぱり見えないかもよ、そんなことじゃ」
郡司の顔が歪んでいて、悲しんでいた。
「ああ、そうかよ、1人デーでもなんでもしろよ」
「…でも」
「もう、いいって!!!帰るわ」
郡司が残念そうに、青凪公園から出て行こうとするのを、あとを追う多々良。
「郡司!!!」
郡司は青凪公園を去っていった。
・・・
多々良の1人デーが始まった。郡司と喧嘩した、何をするにも一緒だった郡司がいないんだ。のびのび好きな事しよーとのんびり考えていたことが、郡司に嫌われたかと思うと、痛い、どこかが痛い。だけど、俺が言ってしまったことだ、自分は何がしたいんだっけとふと我に帰った。
多々良が教室から出ると、月浜海岸に向かった。懐かしいなと思うと同時に月浜海岸には、女子高生や、犬を散歩している老人、部活の男子が走っていた。
俺が、ぼーと海を眺めていると、視界の端にまたもや、セーラーおじさん。おじさんは俺の隣に自然に座った。
「おじさん、郡司に会ってほしい」
「…」
「郡司、おじさんがどうしても気になってるみたいで」
「…」
「おじさんが嫌じゃなければでいいんだけど、俺の友達っていうかすごく、おじさんへの愛がすごいから」
「…いいのか」
「おじさん、やっと話してくれた」
「本当にいいのか、多々良の大切な人か」
「うん、まあ、そうだよ」
「…そうか」
「あとさ、嘘ついてるよ僕、郡司に」
「…」
「もうそろそろ時間だよね、おじさん」
「…」
「今度は、おじさんが楽しむ番だね」
おじさんは立ち上がって、海の家の方に向かって、ラムネを買ってきてくれた。おじさんと多々良はラムネを飲むと、おじさんは突然多々良にラムネを頭からかけ、多々良は全身ずぶ濡れになった。
「うわちょっと、おじさん!」
多々良が濡れた服を触って慌てていると、おじさんはいなくなっていて、ラムネの瓶だけ残っていた。
だが隣には、郡司渉がいるようになった。
俺はジャングルジムてっぺんで座っていて、郡司は俺の周りをぐるぐる歩き回っていた。
「今日はおじさんきてないんだ」
「いるよ、そこのブランコ」
「はあ?まじで、どこ」
おじさんはブランコ前で何か踊っている、何の踊りだろうか。郡司はブランコの前をじっと目を凝らしているけど、見えていないみたいだ。
「多々良、いないけど」
「やっぱり、まだ見えないんだね」
「まだって…嬉しい、多々良、俺がこれから見えるって信じてくれてるんだ?」
「まあ、郡司が本気なのは伝わってくるから」
郡司はジャングルジムを降りて、ブランコまで確認しに行く。
「おーい!セーラーおじさん、出てこいよー」
「多々良が来てくれたらでるかも!おーい」
多々良もジャングルジムから、降りてきた。
「わかった、じゃあ郡司にとっておき」
多々良が、郡司と背中合わせになって、パワーを送る。
「へ、多々良」
「見えるように、パワー送ってるから」
「え、送ってくれてるの」
「うん、セーラーおじさん出てきますように」
「ありがとう」
「うん、完了!絶対来るよ」
(多々良、かわいい、かわいすぎるううう)
郡司は、我慢できなくて多々良を抱きしめる。
「え、郡司」
「こっちの方がいい」
「は、あわ、ちょっと」
「出てきますように」
郡司が離れると、多々良は真っ赤になって照れていた。
「多々良、あのさ、毎日してほしい」
「いや、それはちょっと」
郡司が真っ直ぐに、俺の視界に入ってくるから、調子狂うんだけど。郡司距離近いって、なんで、こんなに俺に近づいてくるんの。
「いや、それはちょっと、あと郡司、提案なんだけど、1人デー作らない?」
「1人デーって?」
「ずっと一緒だともしかしたら、おじさんも出てきづらくなってたり、あとたまには1人でボーとしたりね」
「え、俺が嫌になった」
「違う、郡司にも、俺といない時間を過ごしてほしい」
「やっぱり多々良には1人の時間が必要?でも俺はまだセーラーおじさん見えてないから、多々良とずっと一緒にいなかったら出てこないじゃん」
「…郡司やっぱり見えないかもよ、そんなことじゃ」
郡司の顔が歪んでいて、悲しんでいた。
「ああ、そうかよ、1人デーでもなんでもしろよ」
「…でも」
「もう、いいって!!!帰るわ」
郡司が残念そうに、青凪公園から出て行こうとするのを、あとを追う多々良。
「郡司!!!」
郡司は青凪公園を去っていった。
・・・
多々良の1人デーが始まった。郡司と喧嘩した、何をするにも一緒だった郡司がいないんだ。のびのび好きな事しよーとのんびり考えていたことが、郡司に嫌われたかと思うと、痛い、どこかが痛い。だけど、俺が言ってしまったことだ、自分は何がしたいんだっけとふと我に帰った。
多々良が教室から出ると、月浜海岸に向かった。懐かしいなと思うと同時に月浜海岸には、女子高生や、犬を散歩している老人、部活の男子が走っていた。
俺が、ぼーと海を眺めていると、視界の端にまたもや、セーラーおじさん。おじさんは俺の隣に自然に座った。
「おじさん、郡司に会ってほしい」
「…」
「郡司、おじさんがどうしても気になってるみたいで」
「…」
「おじさんが嫌じゃなければでいいんだけど、俺の友達っていうかすごく、おじさんへの愛がすごいから」
「…いいのか」
「おじさん、やっと話してくれた」
「本当にいいのか、多々良の大切な人か」
「うん、まあ、そうだよ」
「…そうか」
「あとさ、嘘ついてるよ僕、郡司に」
「…」
「もうそろそろ時間だよね、おじさん」
「…」
「今度は、おじさんが楽しむ番だね」
おじさんは立ち上がって、海の家の方に向かって、ラムネを買ってきてくれた。おじさんと多々良はラムネを飲むと、おじさんは突然多々良にラムネを頭からかけ、多々良は全身ずぶ濡れになった。
「うわちょっと、おじさん!」
多々良が濡れた服を触って慌てていると、おじさんはいなくなっていて、ラムネの瓶だけ残っていた。


