○バックヤード
たこ焼きパーティーを店裏のバックヤードで、開催された。くるくると焼かれる、たこ焼きがジュワジュワ沸騰している。田所店長と荒木くん、宮前副店長と清水、乙くんも参加していた。田所店長が、たこ焼きの生地にかまぼこを入れる。

宮前「いいですねー、絶対に美味しいですよ」
荒木「最高ですよね」
宮前「かまぼこって、店長の発案ですか」
荒木「天才です、田所店長」
田所「いやーそうだね、思ってたんだ、可愛いから入れたいなって」
荒木「はい、可愛いですね」

田所は、くるくると器用にたこ焼きを焼いていた。清水はその光景を見て、なんかどうしても動きたくなった。
くるくると回転する清水は、田所、荒木、宮前に注目された。

宮前「やっぱり、見られたりたかられるの好きだよね、君って、名前なんだっけ」
清水「ああ、清水です」
田所「清水さんか」
荒木「そうだった、清水さんだ」
田所「清水さん、いい名前ですね」
田所、荒木、宮前は大爆笑していた。

○精肉コーナー
精肉コーナーで田所店長は、何かを捌いている。監視しているのは、清水と荒木。精肉のパックに埋められていたのは、パキスタン人のディッシュくんだった。清水と荒木は声が出そうになるのを必死に殺していた。

清水「あ、あれって」
荒木「やっぱり、パキスタン人の」
清水「ディッシュくんだよね」
荒木「…」

田所店長と、清水の目があうと、無言で見つめて来た。そのままパックにして、ディッシュくんをダンボールに入れた。荒木は田所店長のもとに行こうとしている。

荒木「清水さん、やっぱり聞くしかないですよ」
清水「えっと、何を」
荒木「田所店長のこと」
清水「荒木くん、危険だよ、ターゲットにされるよ」
荒木「でも気になるんで、このままでいいんですか、清水さん」
清水「私はこのままでいいよ、家には乙くんもいるし、お店には荒木くんもいるし、田所店長も河合副店長もいるし」
荒木「そうですか。ここが安心しますか」
清水「うん、みんなを見てるとね」
荒木「ここが、安心…」
清水「うん、好きなものって安心するし、ずっと見ていたいんだよね」
荒木「ハルカスーパーは清水さんにとって、息ができるんですね」
清水「うん、酸素だよ、一番空気がいい所」
荒木「そっか、空気いいですよね」

荒木と清水はレジを開始して、違和感のある笑顔で対応している。ハルカスーパーの曲が流れている。

きらめく〜はるか〜
いつでも〜はるか〜
そこには〜はるか〜