○冷凍アイスコーナー
結婚した夫婦は、冷凍アイスにされていた。
ウエディングドレスと紳士服で冷凍されていて、凍死している。
「おめでとーう!おめでとーう!」
清水は冷凍庫の夫婦を見ていて、宮前副店長が冷凍コーナーを、祝福しながら歩いてきた。
宮前は冷凍物を見て、電子機器で売上や発注をしていた。
宮前「清水さん、結婚っていいですね」
清水「そうですね、幸せそうですね」
宮前「在庫が足りないので、誰か早く結婚して、子供でも産んでくれないですかね」
清水「そうですね、もっとぎゅうぎゅうに入れたいですね」
宮前「清水さんもやっぱり、同じこと考えてる?パンパンにしたいよね」
清水「そうですね、同じですね」
清水は冷凍されている夫婦の、お嫁さん側を取り出した。
○練り物コーナー水産練製品
河合と宮前福店長の陳列作業が始まった。
ちくわ、かまぼこ、さつま揚げ、なると、はんぺんを主に並べる。
河合「新人の河合悠です、よろしくお願いします」
宮前「早速、陳列しましょう」
河合「はい」
宮前「あのね、練り物コーナーって目立たないんですよ。でも、一番目立たない所を輝かせて下さい」
河合「はあ…」
ちくわをうっとりと眺めている、宮前副店長。
宮前「きっと、君もあと10年したらわかるよ、子供がにんじんを嫌ったように?また君は新たに、ちくわを食べれるようになる」
河合「はあ…」
河合は、初めての勤務で、宮前副店長の妄想話を聞くとは思っても見なかった。
河合「あの、私基本的に朝の5時〜9時なので、在庫作業が多いんでしょうか」
宮前「そうですね、陳列ですね、河合さんはどれが好き?」
河合「ああ、どうだろう、まあぜんぶですかね」
宮前「はい?本当に」
河合「はい、ぜんぶ別に嫌いでもないし、好きですよ」
宮前「へえ、河合さんは誰にでも優しいんですね」
河合「はあ…」
宮前「じゃあ、これら全員に告白されたら、河合さんはどうしますか」
河合「はい?どうするって…別に」
宮前「いいえ、全責任です」
河合「え?」
宮前「あなたは、全責任を取るのです」
河合は、ちくわを持っていて、固まったまま動けていない。
宮前「言いましよね?全部って。河合さん、練り物には愛のある陳列をお願いしますよ」
河合は恐怖でちくわを落とした。
そのちくわを拾い、宮前副店長はちくわをすりすりと頬ずりして、愛情を確かめていた。
宮前「河合さんわかりますか、愛ですよ、愛」
○精肉コーナー
精肉パックには、遺影が入っていて、乙くんはそれを見ている。清水は精肉パックに半額シールを貼っていた。
清水「乙くん、ずっと気になってたんだけど、半額になったら何かあるの」
乙「僕は運よく、清水に買ってもらったけど、他の子はみんな買ってくれないと捌かれるんだ、あの人に」
清水「あの人…」
指刺すほうをみると、精肉の調理室で、田所店長が鶏肉の内臓を捌いていた。
清水「…乙くんも怖かったよね」
乙「何ともないよ?だって僕は、買ってくれる自信あったから」
清水「ああ、そうなんだ」
乙「みんなはブスで変形してるからね。それで声もかけられなくて、売れ残る。そして、田所店長に捌かれて半額でまた売られる」
清水「…そう、なんだ」
乙「やっぱり僕、童顔で可愛くてよかった〜」
清水「そっか」
乙「だって、ブサイクで豚だったら、清水買ってくれなかったでしょ?」
清水「え?」
乙「豚だったら!」
清水「…かも、ね!」
清水は首を傾げて、乙くんの顔を見ると、乙くんの作った笑顔が綺麗だった。
結婚した夫婦は、冷凍アイスにされていた。
ウエディングドレスと紳士服で冷凍されていて、凍死している。
「おめでとーう!おめでとーう!」
清水は冷凍庫の夫婦を見ていて、宮前副店長が冷凍コーナーを、祝福しながら歩いてきた。
宮前は冷凍物を見て、電子機器で売上や発注をしていた。
宮前「清水さん、結婚っていいですね」
清水「そうですね、幸せそうですね」
宮前「在庫が足りないので、誰か早く結婚して、子供でも産んでくれないですかね」
清水「そうですね、もっとぎゅうぎゅうに入れたいですね」
宮前「清水さんもやっぱり、同じこと考えてる?パンパンにしたいよね」
清水「そうですね、同じですね」
清水は冷凍されている夫婦の、お嫁さん側を取り出した。
○練り物コーナー水産練製品
河合と宮前福店長の陳列作業が始まった。
ちくわ、かまぼこ、さつま揚げ、なると、はんぺんを主に並べる。
河合「新人の河合悠です、よろしくお願いします」
宮前「早速、陳列しましょう」
河合「はい」
宮前「あのね、練り物コーナーって目立たないんですよ。でも、一番目立たない所を輝かせて下さい」
河合「はあ…」
ちくわをうっとりと眺めている、宮前副店長。
宮前「きっと、君もあと10年したらわかるよ、子供がにんじんを嫌ったように?また君は新たに、ちくわを食べれるようになる」
河合「はあ…」
河合は、初めての勤務で、宮前副店長の妄想話を聞くとは思っても見なかった。
河合「あの、私基本的に朝の5時〜9時なので、在庫作業が多いんでしょうか」
宮前「そうですね、陳列ですね、河合さんはどれが好き?」
河合「ああ、どうだろう、まあぜんぶですかね」
宮前「はい?本当に」
河合「はい、ぜんぶ別に嫌いでもないし、好きですよ」
宮前「へえ、河合さんは誰にでも優しいんですね」
河合「はあ…」
宮前「じゃあ、これら全員に告白されたら、河合さんはどうしますか」
河合「はい?どうするって…別に」
宮前「いいえ、全責任です」
河合「え?」
宮前「あなたは、全責任を取るのです」
河合は、ちくわを持っていて、固まったまま動けていない。
宮前「言いましよね?全部って。河合さん、練り物には愛のある陳列をお願いしますよ」
河合は恐怖でちくわを落とした。
そのちくわを拾い、宮前副店長はちくわをすりすりと頬ずりして、愛情を確かめていた。
宮前「河合さんわかりますか、愛ですよ、愛」
○精肉コーナー
精肉パックには、遺影が入っていて、乙くんはそれを見ている。清水は精肉パックに半額シールを貼っていた。
清水「乙くん、ずっと気になってたんだけど、半額になったら何かあるの」
乙「僕は運よく、清水に買ってもらったけど、他の子はみんな買ってくれないと捌かれるんだ、あの人に」
清水「あの人…」
指刺すほうをみると、精肉の調理室で、田所店長が鶏肉の内臓を捌いていた。
清水「…乙くんも怖かったよね」
乙「何ともないよ?だって僕は、買ってくれる自信あったから」
清水「ああ、そうなんだ」
乙「みんなはブスで変形してるからね。それで声もかけられなくて、売れ残る。そして、田所店長に捌かれて半額でまた売られる」
清水「…そう、なんだ」
乙「やっぱり僕、童顔で可愛くてよかった〜」
清水「そっか」
乙「だって、ブサイクで豚だったら、清水買ってくれなかったでしょ?」
清水「え?」
乙「豚だったら!」
清水「…かも、ね!」
清水は首を傾げて、乙くんの顔を見ると、乙くんの作った笑顔が綺麗だった。



