君と幸せなサヨナラをしよう。


スタッフステーションへ戻ると、しろっきーが私を探していたかのように駆け寄ってきた。


「深谷さん、面会希望のお客さんが来てたんだけど何か聞いてる?」

「えっ、何にも。ごめんね、今ちょうど検査行ったばっかりだから、私対応するよ」

「あ、ううん、もう対応済みだから大丈夫!また午後に来るって言ってたからその時お願い」

「了解、ありがとう!」


検査は2、3時間ほど掛かるしそれから昼食に入ると午後になるのは確実だ。


面会したいお客さんって誰だろう。
ご家族ならそう言うはずだし……お友達かな。

気になったけどまあ午後にはわかるからいっか。
とりあえず次の仕事しなきゃ。




「失礼しまーす、山田さんお元気ですかー?」


コンコンと個室のドアを叩いて開けると、こちらに気づいた患者さんがぱあっと笑う。


「あらあら鈴木ちゃん、今日はあなたが担当なの?」

「はい、最後の測定に来ましたよー」

「あらまぁ、最後だなんて寂しくなるわねぇ」