君と幸せなサヨナラをしよう。



わけがわからず首を傾げると、とんとん、と軽く肩を叩かれ振り返る。


「すずちゃん、あんなの気にしなくていいからね」

「え?」

「あたし地獄耳だから丸聞こえ!ただの嫉妬だよ、すずちゃんは何も悪くないから1ミリも気にすることない」


しろっきーはバイタル測定機器を片手にそう言うと、ギロッと悪口を言った彼女のほうを睨む。

そしてもう一度とんとん、と私を励ますように肩を叩き、今日もがんばろー、とにっこり笑った。


嫉妬、か。

なんで嫉妬されてるのかは何となく想像がついた。

ユウ先輩とたまたま同じチームで、仲良くなって、新人のくせに調子に乗ってるとか思われてそうだ。

どうにか仕事に影響が出ませんようにと願いながらしろっきーに平気だよ、という意味を込めて微笑んだ。