「また明日ですね」
「そうだね」
「ユウ先輩、改めて感謝です。今日もありがとうございました」
前回同様に深々とお辞儀をして改札へ振り返ろうとしたら、すずちゃん、と呼ばれユウ先輩を見上げる。
「…あー、もしすずちゃんが良かったらでいいんだけど…」
「はい、」
「外ではタメで話してくれると嬉しいなーって」
「た、タメ、ですか?」
そんなことを言われるとは想像もしてなかったから目がパチパチ動いてしまう。
「うん、なんか敬語だとよそよそしいっていうか、むず痒いんだよね。職場では先輩だけどさ、外では普通に仲良くなりたいし」
「そうですね、すぐには難しいですけど……あっ、」
「あははっ、僕のわがままでごめんね。徐々に慣れていこう」
「はい…っじゃなかった、うん!」
「いいねー。ありがとう、すずちゃん」
「こちらこそありがとうg…っ、」
今のはセーフかな、うん。
そんなやり取りのあと無事に解散した私たちは帰宅路についた。
