君と幸せなサヨナラをしよう。

うっかりしてた。

ユウ先輩の優しさに囚われてしまってつい他のことが抜け落ちてしまう。


すると、お待たせしました、と美味しそうなパスタが配膳され、わあっと歓声が漏れる。


「すっごい極太だ!」

「すっごいよね、熱いうちに召し上がれ」


いただきますの声がそろって思わず笑う。

パスタを頬張るとほっぺが落ちずにはいられない。


食べ終わっても後に引く美味しさでお腹も心も満たされる。

デザートも美味しいらしく、ユウ先輩いち推しのミルクレープをいただいて。
食後のドリンクはアイスティーをチョイス。


終始笑っていた。

ユウ先輩との楽しい時間はあっという間に過ぎた。


「ユウ先輩、今日もありがとうございます」

「こちらこそ。楽しかったねー」

「はいっ。ユウ先輩といると表情筋がゆるみっぱなしで面白いです」

「うん、その表現のほうが面白いね」

「…あ、もう戻ってきましたね」


待ち合わせた駅に着いてしまった。

解散するのが惜しい気持ちになる。