図星だからかな。
心臓がどきどき騒々しい。
“失ったものを取り戻したい”。
私の失ったもの。
いつも遠い目で思い出すものといえばひとつしかない。
それは、別れた君との恋人関係。
「なんか僕、そういう子放っておけないんだよね」
そう言ってわずかに眉尻が下がり、私を捉えた瞳もテーブルに落ちる。
「せ、先輩と私が似てるって、どういうことですか?」
先輩も過去に何か大事なものを失ったのかな。
尋ねると、先輩はぽつりぽつりと話し始めた。
「高校生のとき、幼馴染を事故で亡くしたことがあってさ。
家が近かったのもあってとっても仲良かったから、いつも一緒に登下校したり、宿題したり、ゲームしたり。
そいつになら家族には言えないような秘密も…恋話とかね、何でも打ち明けられたんだ。
それが突然。本当にいきなり、いなくなった。
僕も彼も自転車で通学してたんだけど、いつもの交差点を僕が先に出発して、あいつが後ろを追って。
急にドンッと物凄い音がして、振り返ったら、もう……。
心臓がどきどき騒々しい。
“失ったものを取り戻したい”。
私の失ったもの。
いつも遠い目で思い出すものといえばひとつしかない。
それは、別れた君との恋人関係。
「なんか僕、そういう子放っておけないんだよね」
そう言ってわずかに眉尻が下がり、私を捉えた瞳もテーブルに落ちる。
「せ、先輩と私が似てるって、どういうことですか?」
先輩も過去に何か大事なものを失ったのかな。
尋ねると、先輩はぽつりぽつりと話し始めた。
「高校生のとき、幼馴染を事故で亡くしたことがあってさ。
家が近かったのもあってとっても仲良かったから、いつも一緒に登下校したり、宿題したり、ゲームしたり。
そいつになら家族には言えないような秘密も…恋話とかね、何でも打ち明けられたんだ。
それが突然。本当にいきなり、いなくなった。
僕も彼も自転車で通学してたんだけど、いつもの交差点を僕が先に出発して、あいつが後ろを追って。
急にドンッと物凄い音がして、振り返ったら、もう……。
