君と幸せなサヨナラをしよう。

「あ、鈴木さん行けるー?」

「っはい、行きます!」


ああ、優先順位はもちろん患者さんだけど。

今あなたたち雑談してたじゃん……と言う愚痴は呑み込んで、作業を中断して走る。


そんなこんなで当たり前のように今日も忙しく、仕事のこと以外を考える余裕なんてない。

だからこの仕事は、私に合っているんだと思う。

仕事モードのスイッチを押した瞬間、嫌なことも辛いことも苦しいことも全て吹っ飛んで忘れられる。

終業するころには疲れ切ってるから、帰ること食べること寝ること以外に何かを考える余地はない。

その繰り返しによって私の平穏な日常が成り立っているんだ。


そうして多忙で平穏な日常が繰り返されたのち、ついに日曜日がやってきた。