君と幸せなサヨナラをしよう。






 *



「まさかあんなかたちで再会するなんて……ぐすんっ」

「すずちゃーん、そんなに泣かないで〜!もらい泣きしちゃうからーっ!うわあぁーーん」



仕事終わり、緊急でいつものバーへ行くことになった私たち。

もう何杯目かわからないけどとにかく涙が止まらない。

ジョーさんもシャカシャカ何かを振りながら心配そうにこのうるさい号泣女どもを見ている。


「あのときは本当にありがとうねしろっきー、しろっきーがいなかったら私たぶん取り乱してたと思う……ふえぇん」

「直前のすずちゃん様子ヘンだったから気掛かりだったのぉー!もー対応替われてよかったぁー」


しょーくんの車椅子を押していたのがしろっきーでよかった。

久しぶり、と告げたあとに出たのは言葉ではなく大量の涙だった。


すぐに異変に気づいたしろっきーは対応を替わってくれて、なんとかその場はしのいだような…気がする。

もう動揺してぼんやりとしか覚えていない。