君と幸せなサヨナラをしよう。


「ご、ごめんごめん。……あ、送ればいいのか、そうだそうだ」


連絡先もってるのにね、とあたふた手を動かしてお店の情報を共有してくれた先輩。


「……、」


あれ、なんか、焦ってる?


そのあとは全然目が合わないまま話が進んで、日曜日の待ち合わせ時刻と場所が決まった。



「じゃあ僕そろそろ行くね。午後も頑張ろねーすずちゃん」

「あっはい、頑張りましょう!」


そうして先輩と別れたあと私も急いで塩昆布おにぎりを平らげ、お手洗いを済ませたら休憩時間が終わった。

スタッフステーションに行くと、何やら慌ただしい様子で職員たちが動いている。



「あっ、鈴木さん、これ今日からの新入院なんだけど、たぶん先生のオーダー1つ漏れてるから私が先生に確認取っとくね。鈴木さんは、患者さん来たらお部屋に案内してアナムネとバイタルお願い、終わったら採血と点滴のルート確保は私が入るから準備できたらすぐ呼んでね。あと、新規だから指示受けのダブチェも一緒にやろうね」