君と幸せなサヨナラをしよう。


 * * *



「どうだったのおデートは♡」

「だからデートじゃないんだってー」


珍しくしろっきーと休憩時間が重なったので、院内売店のイートインスペースでお昼を食べながら雑談していた。


「ま、楽しかったならよかったじゃん」

「うん、ユウ先輩が話し上手だったから」

「ふぅーん?ユ、ウ、先、輩、ねぇ?」


しまった。

しろっきーは心底おもしろそうに私を見つめる。


「く、九堂先輩は親しみやすいんです!今度しろっきーも一緒に飲みに行こうよ!」

「いや〜仲良しおふたりさんの間にあたしの入る隙はなさそうなので遠慮しまーす!ふっふっふ」


慌てて訂正するも時すでに遅し。

次はユウ先輩ユウ先輩っておちょくられる日々が始まってしまうよ……。


「あっ、噂をすれば」


えっ、と思ってしろっきーの目線を追うと、渦中の先輩がレジで会計している姿が見えた。