* * *
「疲れたぁー」
ぼふっとキャラメル色のわた菓子みたいなベッドにダイブ。
気分は全然キャラメル味じゃない。
夜勤明け。
社会人になって数か月も経っていないから、まだシフト勤務に慣れていないんだ。
対人関係で気疲れ、立ちっぱなし労働でからだ中が悲鳴、加えて不規則な生活リズム。
モチベーションは3食のめし……と言いたいところだけど、もう食べる気力も残ってない。
カーテンの隙間から漏れる日差しに照らされて、キラキラ舞う埃たちを眺める。
この星屑みたいに、私の日常もキラキラ輝いていたらいいのにな。
君のたったひとつの言葉によって、私たちの積み上げてきた大切な日々は、一瞬にして崩れ落ちた。
“あの日”から、私の色鮮やかな日々は、モノクロに変わった。
何をしても君とだからよかった。
何をしてもその感動を超えられない。
この世界はこんなにつまらないものばかりだったなんて。
