君と幸せなサヨナラをしよう。

しゅんと萎んでいたらしろっきーに「先輩こっち見てるよ」と言われ、顔を上げると不意に目が合う。

おめでとう、とくちパクで伝えるけど上手く笑えてるか不安。

そうして大発表が終わり職員たちは各位置へ散っていったあと、ユウ先輩が私を追いかけて呼び止めた。


「今日帰りに話したいことがあるから、終わるまで待てる?」

「うん、わかった」

「……びっくりした?さっきの話」

「すごく嬉しくて泣きそうになりました」

「ははっ、涙目になってたよね。かわいい」

「ちょっ、聞こえちゃいますよっ」


くすくす悪戯に笑うユウ先輩。
最近こうして勤務時間内でも甘くなるから要注意だ。


「大丈夫、僕たちのことはもうみんな知ってるから」

「そういう問題じゃありません!」


そりゃ3年も経てばバレるバレる。

というか付き合って1か月たらずで噂が広まり、後輩ちゃんや同僚からもおちょくられるのは今や日常になった。

先輩だから敬ってほしいんだけどね、どうやら私はそういうキャラらしい。