「すずちゃん、僕とお付き合いしませんか」
「……へ?」
お付き合い?
お付き合い……って、何だっけ。
どこに付き合えばいいのかな?
って、そうじゃないよね!?
「すずちゃんが僕の隣でずっと笑っていられるよう、全力で愛するから。もしよかったら、この気持ち受け取ってほしいな」
ドキドキドキドキ、うるさい心臓。
あ、あ、あ、愛するって……!
そんなプロポーズみたいなセリフをさらりと言ってのける先輩がとてつもなく眩しい。
これは正真正銘、愛の告白だ。
差し伸べられた手を握ってしまえばもう、私たちは恋人同士になるということだ。
嬉しい。とても嬉しい気持ちでいっぱい。
弾んだ気持ちにつられて思わずその手に触れそうに、なったけど、止まった。
「ユウ先輩、私、忘れられない人がいて……そこに恋愛感情はないけど、でも、ふとしたきっかけで思い出すし、たぶんこれからもずっとずっとこころに残ってると思います」
「うん、知ってる」
