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黄金の絨毯が、私たちの歩む方向へ果てしなく敷かれている。
やわらかい秋風がイチョウの肌を撫でるたびに揺れ、いくつか舞い落ちてゆく。
私のワンピースの裾がふわりとなびいて、両ふくらはぎにへばりついた。
「秋晴れだねー、気持ちいい〜」
ぐーっと両手を組んで思いっきり頭上へ伸ばして肩こりをほぐす。
すると隣を歩く君が真似をする。
「んー…、やっぱり外の空気は最高だ」
しょーくんの整った顔はあくびをしても様になるから羨ましい。
本当に格好いいなあ。
「ふわあ……うつっちゃったじゃん、あくび」
「見惚れてたハナが悪い」
うっ。横目で盗み見てたのばれてた。
今日で見納めだと思うと、1秒でも長くしょーくんの顔を記憶に刻みたいんだ。
「せ、せっかくだしクレープでも食べようよ!みてみて、キッチンカーある!」
「おー、うまそ」
「やった、決まりね、どれにしようかな〜」
うーん、と悩みながらメニュー看板を眺めるしょーくんを眺める、私。
