君と幸せなサヨナラをしよう。


きっと私がもう少し大人になれば、共感できる日が来るのかな。


「まーあたしたち、まずは彼氏探すところからだけどねーっ」

「うきゃあ〜」


今度は私の首元に腕を巻きつけて、ぎゅーっとくっついてくる彼女。

細い腕なのにどこからそんな力を出してるんだって思うくらいには強いから、変な雄叫びを発してしまったじゃないか。

すると、ピコン♪と携帯が震えた。


「あ、九堂先輩」

「えっ、見せて見せて!ふむふむ…まずは2人でって!きゃーっ、完全に脈ありじゃーん!ね〜ジョーさん」

「え、えー…」


黒い長髪を後ろで一つ結びしたバーテンダーのジョーさんは、完全に酔っ払ってるしろっきーの質問に営業スマイルで返すだけだった。


「すずちゃん、がんばり!あたし九堂先輩とすずちゃんくっつけたる!」

「えーっ、ちょっとやめてよ、お局様に睨まれそうだし」

「きゃははっ、くっつくことは否定しないじゃん、その気だねぇ〜♡」

「やーだもう、違いますー!」