「わたし、カノジョじゃないわよ?」
「え?」
「大切な闘病仲間の一人よ、しょーくんは」
え。ええ? ええええ!?
うそ、いま確かにカノジョじゃないって否定したよね?
「蘭さん、カノジョじゃなかったんだ……」
「あらあら、いつわたしはしょーくんのカノジョですって自己紹介したのかしら。しょーくん、今はカノジョいないですし、そもそも欲しくないとおっしゃってましたわ」
かなり大きな勘違いをしていたぞ、私。
ユウ先輩にも誤ったこと言っちゃったぞ、私。
ぱちぱち瞬きを繰り返し開いた口が塞がらない私をよそに、彼女はきゃぴきゃぴと乙女な顔になって話す。
「まあ彼、イケメンだし何をしてもかっこいいから好きになっちゃいそうだったわ、うふふふっ。でもね、わたしはもう恋愛はこりごりなの。病気というのもあるけどね、まあ…い・ろ・い・ろあって♡」
いろいろの含みが気になるのはとりあえず置いといて、蘭さんはしょーくんのカノジョじゃなかったことは衝撃だ。
