君と幸せなサヨナラをしよう。

私との時間が、君には、息苦しかったのかな。


いつからそうなったんだろう。

君の一挙手一投足も言葉の行間までもあまねく思い起こしてみるけど、まったくわかんない。

あんなに好きだったのに。
分かり合えていると思っていたのに。


果てしない失恋の沼に突き落とされた気がした。



「この言葉って、普通だったら“自分の幸せを優先していこう”って意味に捉えるわよね。わたしも最初はそう思ったの。ハナさんはどういう意味だと思いますか?」

「ど、どういう意味って……私も蘭さんと同じように、人生は一度きりだから後悔しないように、何よりも幸せだと思うことを優先しようって言ってるんじゃないでしょうか」

「そうよね。でもわたし、今日、しょーくんがこうなってしまって、ふと思い出を振り返っていたときに気がついたの。幸せって、誰の幸せなのかしら?って。あの時しょーくんは、“自分の”幸せとは言ってなかったなぁと、今さら鳥肌が立ったわ」



誰の、幸せ……?