君と幸せなサヨナラをしよう。

そんな平凡な気遣いにもいちいち心を焦がしてるあたしは寿命の前に燃え尽きそう。


「九堂先輩って優しすぎますよ。ほんとは自分の気持ち押し殺してたりしてるんじゃないですかー?」

「んー、そうでもないよ?案外ずるいこと考えたりするかもねぇ…?」

「うわー、意味深〜」

「なんてねー、はははっ」


屈託ない笑みでおちゃらける先輩。

そういう一面も大好きだ。


思わず唇から滑り落ちそうになったセリフを飲み込んで、誤魔化すように鼻から息を思いっきり吐いて笑った。



食堂に着いて注文の列に並び、それぞれオーダーしたら空いている席に向かい合わせで座る。

すぐに呼び出しベルが鳴ってハンバーグ定食を受け取り、ウォーターサーバーから冷水を紙コップ2つについで席へ戻った。



「いただきまーす」

「うっま。白木さん推しメニューにしてよかったー、ありがとう」

「えっへん!ここのハンバーグ定食は絶品なんですよ」