そんなこんなで。
俺は消音を習ったり、強弱をつけたり、和音を弾いてみたり、連打をしてみたりと、どんどんとルビーラにのめり込んでいった。
毎日の練習は、ドから二回り高いドまでを往復する音階練習、リズムを変えて音階練習を繰り返すリズム練習、連打の練習、鍵盤の間隔を掴むための跳躍練習など。
今の所、どれも程々に難しくて、程々に苦戦している。
音階練習では、途中でどうしても速くなったり遅くなったりする。
リズム練習は、何を弾いていたのか途中で訳が分からなくなる。
連打の練習はクッションを叩いたりして左右の力を抜きながら等間隔で交互に叩く練習をするのだが、これがまぁ、力が入って大変だ。
跳躍練習は、ドからドを交互に叩くのはいけるようになった。だが、ドミソドを上がったり下がったりする分散和音の練習は大体ズレる。
いつかは、ヒルア先生の様に手元を見ずに弾けるようになりたい。
毎日、同じ練習をただひたすら繰り返しているが、特に苦ではない。
努力する事は俺にとって嫌な事ではないのだ。これは、前世と同じだな。成果があろうがなかろうが、努力するのは好きだ。
ヒルア先生に習ったことを自室で練習し、カツィの前で披露する。
俺の毎日は非常に充実している。
最近では、カツィも前より見えるようになったのか、俺の方をジッと見ている気がする。
昨日は、何か俺のルビーラに合わせて『ウーウー』言っていた気がする。
とうとう、カツィも音楽の分かる男になったようだ。可愛いではないか、弟よ。
リルの悪阻も落ち着いてきたようで、たまに王宮でミームを見かけるようになった。
普通に働いていて忙しそうなので、まだ話はしていない。
見かけるだけで、王宮で生活している訳ではないようだ。自由だよな、王様って。
まぁ、何もかもが順調で、充実していて、幸せだ。
そうなると、今度は空き時間が気になってくる。
俺は割と早寝早起きなので、ルビーラの練習と字の練習、ちょっとしたお勉強の時間だけでは暇を持て余してくる。
夜は九時に寝て、朝は七時に起きる。昼寝はしない。
つまり、十四時間も起きているという事だ。
朝昼晩と一時間ずつご飯の時間があって、ルビーラと字と勉強がそれぞれ一時間ほど確保されている。合計六時間だ。諸々の移動や準備に一時間取ったとしてもあと五時間ある。
ボーっとしているだけで過ごせる時間じゃない。
今までは、何かしら考え事をしていたので気にならなかったが、日常が規則正しくなると暇な時間が目立ってくる。
「何か、始めたいな」
前世では、常に何かを勉強していた。
今は四歳なんだから、外で走り回って遊べばいいんだが、ただ走り回るというのが、何か無駄に思えて仕方ない。俺は行動すべてに、何かしらの理由が欲しいのだ。
「それでは、鍛錬でも致しますか?」
ユハがそう提案してきた。
そう言えば、楽器を選ぶかどうかって話の時にも言っていたな。
多分、ユハの言う鍛錬とは、筋力トレーニングとかそっち系だろうな。
剣術の稽古とか。いいな。魔術の稽古とかでもいい。楽しそうだ。
「やる!」
そうだ。
忘れていたが、俺は剣と魔法の世界に転生したんだった。
俺は消音を習ったり、強弱をつけたり、和音を弾いてみたり、連打をしてみたりと、どんどんとルビーラにのめり込んでいった。
毎日の練習は、ドから二回り高いドまでを往復する音階練習、リズムを変えて音階練習を繰り返すリズム練習、連打の練習、鍵盤の間隔を掴むための跳躍練習など。
今の所、どれも程々に難しくて、程々に苦戦している。
音階練習では、途中でどうしても速くなったり遅くなったりする。
リズム練習は、何を弾いていたのか途中で訳が分からなくなる。
連打の練習はクッションを叩いたりして左右の力を抜きながら等間隔で交互に叩く練習をするのだが、これがまぁ、力が入って大変だ。
跳躍練習は、ドからドを交互に叩くのはいけるようになった。だが、ドミソドを上がったり下がったりする分散和音の練習は大体ズレる。
いつかは、ヒルア先生の様に手元を見ずに弾けるようになりたい。
毎日、同じ練習をただひたすら繰り返しているが、特に苦ではない。
努力する事は俺にとって嫌な事ではないのだ。これは、前世と同じだな。成果があろうがなかろうが、努力するのは好きだ。
ヒルア先生に習ったことを自室で練習し、カツィの前で披露する。
俺の毎日は非常に充実している。
最近では、カツィも前より見えるようになったのか、俺の方をジッと見ている気がする。
昨日は、何か俺のルビーラに合わせて『ウーウー』言っていた気がする。
とうとう、カツィも音楽の分かる男になったようだ。可愛いではないか、弟よ。
リルの悪阻も落ち着いてきたようで、たまに王宮でミームを見かけるようになった。
普通に働いていて忙しそうなので、まだ話はしていない。
見かけるだけで、王宮で生活している訳ではないようだ。自由だよな、王様って。
まぁ、何もかもが順調で、充実していて、幸せだ。
そうなると、今度は空き時間が気になってくる。
俺は割と早寝早起きなので、ルビーラの練習と字の練習、ちょっとしたお勉強の時間だけでは暇を持て余してくる。
夜は九時に寝て、朝は七時に起きる。昼寝はしない。
つまり、十四時間も起きているという事だ。
朝昼晩と一時間ずつご飯の時間があって、ルビーラと字と勉強がそれぞれ一時間ほど確保されている。合計六時間だ。諸々の移動や準備に一時間取ったとしてもあと五時間ある。
ボーっとしているだけで過ごせる時間じゃない。
今までは、何かしら考え事をしていたので気にならなかったが、日常が規則正しくなると暇な時間が目立ってくる。
「何か、始めたいな」
前世では、常に何かを勉強していた。
今は四歳なんだから、外で走り回って遊べばいいんだが、ただ走り回るというのが、何か無駄に思えて仕方ない。俺は行動すべてに、何かしらの理由が欲しいのだ。
「それでは、鍛錬でも致しますか?」
ユハがそう提案してきた。
そう言えば、楽器を選ぶかどうかって話の時にも言っていたな。
多分、ユハの言う鍛錬とは、筋力トレーニングとかそっち系だろうな。
剣術の稽古とか。いいな。魔術の稽古とかでもいい。楽しそうだ。
「やる!」
そうだ。
忘れていたが、俺は剣と魔法の世界に転生したんだった。


