あの夏、残り3%の君と、世界でいちばん綺麗なサボり方をした


おじさんの訃報を受け取ったあの日から、私と律の間に流れる空気は、静かに、けれど決定的に変わっていた。

​おじさんが亡くなった後、私たちは告別式に参列できなかったので、申し訳なさと切なさで胸がいっぱいになり、後日、駄菓子屋の息子さんへ、お悔やみの手紙とお供えの品を郵送していた。

​​おじさんはもう、この世界のどこにもいない。

私達が青くさい葛藤に振り回され、日常を過ごしていた裏側で、あの温かい命の灯火は静かに消えてしまったんだ。

​奇跡なんて起きなかった。
恩返しすら、直接届けることはできなかった。

その喪失感と不甲斐なさを胸に刻みつけた私達は、哀しみを抱えたまま、前を向いて生きるしかなかった。