日差しが窓から差し込む体育館ではマイクの音が広く響き渡り私、由紀は静かに校長先生の話を聞いていた。
「この度ご卒業おめでとうございます。私が校長に就任してから早々と日は過ぎ……」
そう、長々と喋り続ける校長先生の様子に飽きてきた私は隣の席の子の肩を軽くぽん…と叩きながら気まずそうに小声で声をかける。
「ねぇ、夏美。校長先生の話長くない?」
頬を少し膨らませてつまらなそうにしながら小声で言ったのにふき出して笑ったのは、高校から仲良くなった女子友達。
「まぁ、確かに三年間校長先生の話は長かったわ」
夏美も納得しつつ笑いそうになるのを堪えながらも私も言う。
「マジでそれ、でも今日で終わりだからいいじゃん?最後だし!」
「……それもそうだね」
そんな会話を二人でニヤけながらしていたら、その近くにいた担任に睨まれてしまい、その瞬間……私と夏美はお互い目を合わせ笑ったあと、姿勢を正し真面目に校長先生の話を聞いたが、笑いを堪えるのが大変でそれどころじゃなかった。
そして式が終わり、ぞろぞろと生徒が教室に戻るなか私と夏美も後ろにつきながら話す。
「いやぁ、やっぱ卒業式長いっ!」
「わかるわ〜」
「てか、この後なんもないらしいし帰る?」
「やんね」
そんな帰り道の約束をする私と夏美は教室に着いたあと、私たち二人は先に荷物をもって下校する。まだ日が昇ってる昼間の太陽が私たちを照らすが、そんなことも気にせず私たちは思い出を語り合った。
趣味の話、提出ギリギリの課題、行事ごと、カラオケ、遠出、高校三年間は夏美がいたから充実した日々を過ごしたと話していると自然と大学の話になっていた。
「てか、大学も別とか寂しいよ……」
「それ。いつも一緒にいたから違和感しかない」
「それな!」
「やっぱ、夏美と離れるのやだなぁ……!」
「わかる!私も由紀と離れるの怖い」
そう、お互い笑うがどこか寂しさを隠せないでいた。
私と夏美は得意分野や目指してるものが違うため大学は別で私はどこか夏美と離れるのが不安だったけど『目指してるものがお互い違うから』と割り切り別の道に進むことを決めたがこの関係が止まるかもしれないことが心のどこかでモヤがかかっていくなか、思いついた顔をした夏美は鞄をゴソゴソしだし、その後一通の手紙を渡してきた。
「これ、帰ったら読んで」
「え、手紙?」
「そ。今読まれると恥ずいから絶対帰ってから読んでな」
「うん、わかった。てか、私手紙なんて用意してないよ!」
「別にいいよ、私が渡したかっただけだから」
「え、ダジャレ?」
「なわけあるか!」
そんなふうにツッコミあってまた笑い合う。
さっきまで震えてた手も、不安も、少しだけ和らいだ気がするが私は心のどこかで願ってしまう。
(この時間がいつまでも続ければな……)
そう、思ってしまうのはこの関係が居心地がいいのかと思ってしまうが私は首を振り、笑顔でまた二人で話しながら最後の帰り道を辿る。
その後……私は帰宅し玄関を開けるがまだ親は帰ってきてなく、私は玄関の扉を閉め、早足で自分の部屋に行き夏美から貰った手紙を即座に読んだ。
「由紀へ。由紀と初めて話したのは確か趣味の話だったよね?あの時さ、本当は話せる人いてめっちゃ嬉しかった。マイナー作品だから見てる人少なくてさ、友達の多い由紀が知ってたの本当に驚いた。それに、私由紀と出会う前は学校がつまらなかったんだけど、由紀と会えてものすっごく高校生活たのしかったんだよよね。由紀に会えて本っ当に嬉しかった!出会ってくれてありがとう、大学は別でも絶対会う日作って会おう!またね、ずっと大好きだよ」
私は手紙を読んでるはずなのに気づいたら手紙の上にに涙が零れていた。
(本当は友達なんて多くない、上手く合わせてただけだった。そんな時、夏美が私と同じ趣味もってて嬉しくて話しかけただけだった………私も会えてよかったって言いたいっ、私も好きだよって!)
涙を拭いながら私は気づいたらスマホを手に取り、夏美にメッセージを送る。
『夏美、手紙見たよ!私も夏美に会えて本当によかったよ。私も大好き!絶対会う日作ろ!約束!』
『さっそく見てくてたの?嬉しい、ありがと!うん、約束』
そんな約束をした高校三年生の冬。
大学二年の今。私と夏美の関係は変わらない、月に一度会う日を作ってそこで近況報告なんかをする。
「やばい、もう課題が大変でやばい」
「それはお疲れ様だね」
「由紀も手伝って?」
「私そっち系は専門外だから無理でーす」
「かなしっ」
そしてまた笑い合う、この関係がいつまでも続きますようにと。
「この度ご卒業おめでとうございます。私が校長に就任してから早々と日は過ぎ……」
そう、長々と喋り続ける校長先生の様子に飽きてきた私は隣の席の子の肩を軽くぽん…と叩きながら気まずそうに小声で声をかける。
「ねぇ、夏美。校長先生の話長くない?」
頬を少し膨らませてつまらなそうにしながら小声で言ったのにふき出して笑ったのは、高校から仲良くなった女子友達。
「まぁ、確かに三年間校長先生の話は長かったわ」
夏美も納得しつつ笑いそうになるのを堪えながらも私も言う。
「マジでそれ、でも今日で終わりだからいいじゃん?最後だし!」
「……それもそうだね」
そんな会話を二人でニヤけながらしていたら、その近くにいた担任に睨まれてしまい、その瞬間……私と夏美はお互い目を合わせ笑ったあと、姿勢を正し真面目に校長先生の話を聞いたが、笑いを堪えるのが大変でそれどころじゃなかった。
そして式が終わり、ぞろぞろと生徒が教室に戻るなか私と夏美も後ろにつきながら話す。
「いやぁ、やっぱ卒業式長いっ!」
「わかるわ〜」
「てか、この後なんもないらしいし帰る?」
「やんね」
そんな帰り道の約束をする私と夏美は教室に着いたあと、私たち二人は先に荷物をもって下校する。まだ日が昇ってる昼間の太陽が私たちを照らすが、そんなことも気にせず私たちは思い出を語り合った。
趣味の話、提出ギリギリの課題、行事ごと、カラオケ、遠出、高校三年間は夏美がいたから充実した日々を過ごしたと話していると自然と大学の話になっていた。
「てか、大学も別とか寂しいよ……」
「それ。いつも一緒にいたから違和感しかない」
「それな!」
「やっぱ、夏美と離れるのやだなぁ……!」
「わかる!私も由紀と離れるの怖い」
そう、お互い笑うがどこか寂しさを隠せないでいた。
私と夏美は得意分野や目指してるものが違うため大学は別で私はどこか夏美と離れるのが不安だったけど『目指してるものがお互い違うから』と割り切り別の道に進むことを決めたがこの関係が止まるかもしれないことが心のどこかでモヤがかかっていくなか、思いついた顔をした夏美は鞄をゴソゴソしだし、その後一通の手紙を渡してきた。
「これ、帰ったら読んで」
「え、手紙?」
「そ。今読まれると恥ずいから絶対帰ってから読んでな」
「うん、わかった。てか、私手紙なんて用意してないよ!」
「別にいいよ、私が渡したかっただけだから」
「え、ダジャレ?」
「なわけあるか!」
そんなふうにツッコミあってまた笑い合う。
さっきまで震えてた手も、不安も、少しだけ和らいだ気がするが私は心のどこかで願ってしまう。
(この時間がいつまでも続ければな……)
そう、思ってしまうのはこの関係が居心地がいいのかと思ってしまうが私は首を振り、笑顔でまた二人で話しながら最後の帰り道を辿る。
その後……私は帰宅し玄関を開けるがまだ親は帰ってきてなく、私は玄関の扉を閉め、早足で自分の部屋に行き夏美から貰った手紙を即座に読んだ。
「由紀へ。由紀と初めて話したのは確か趣味の話だったよね?あの時さ、本当は話せる人いてめっちゃ嬉しかった。マイナー作品だから見てる人少なくてさ、友達の多い由紀が知ってたの本当に驚いた。それに、私由紀と出会う前は学校がつまらなかったんだけど、由紀と会えてものすっごく高校生活たのしかったんだよよね。由紀に会えて本っ当に嬉しかった!出会ってくれてありがとう、大学は別でも絶対会う日作って会おう!またね、ずっと大好きだよ」
私は手紙を読んでるはずなのに気づいたら手紙の上にに涙が零れていた。
(本当は友達なんて多くない、上手く合わせてただけだった。そんな時、夏美が私と同じ趣味もってて嬉しくて話しかけただけだった………私も会えてよかったって言いたいっ、私も好きだよって!)
涙を拭いながら私は気づいたらスマホを手に取り、夏美にメッセージを送る。
『夏美、手紙見たよ!私も夏美に会えて本当によかったよ。私も大好き!絶対会う日作ろ!約束!』
『さっそく見てくてたの?嬉しい、ありがと!うん、約束』
そんな約束をした高校三年生の冬。
大学二年の今。私と夏美の関係は変わらない、月に一度会う日を作ってそこで近況報告なんかをする。
「やばい、もう課題が大変でやばい」
「それはお疲れ様だね」
「由紀も手伝って?」
「私そっち系は専門外だから無理でーす」
「かなしっ」
そしてまた笑い合う、この関係がいつまでも続きますようにと。


