放課後、僕の料理が君に完食されるまで。

『やっぱり、ハナノスケの食べ方は世界一綺麗だ!』

『嘘偽りない、本物の大食いだろこれ!』

『オムライス、美味しそう過ぎてヨダレが出る…!』

望のピッチは衰えない。

3キロと言う狂気的なボリュームのオムライスが流れるような美しい所作で、次から次へと胃袋へと吸い込まれていく。

カメラの後ろでそれを見守る蓮介の瞳にも、熱いものがこみあげていた。

(これだ…この光景を、俺は守りたかったんだ…!)

アンチの声など、望の圧倒的な“食”の前には一瞬で吹き飛んだ。

最後のライスの一粒、デミグラスソースの一滴まで、望はスプーンで綺麗にすくい取って口に運んだ。