正解のない喫茶店〜十七歳の迷い人たちへ〜

少し強引だけど話すきっかけができて私としてはラッキーだ。



「失礼しました!」



無事ノートを担任の先生の机に置き終わり、北条さんと職員室を後にする。



「じゃあ、ありがとう」



踵を返して帰ろうとする北条さんを、慌てて引き止める。



「ちょ、一緒に帰ろうよ!」


「え…でも別に、一緒に帰る理由もないし」


「それはその…クラスメイトのよしみとしてさ!私、北条さんと喋ってみたかったの!」


「私と?」



思いっきり警戒した視線を向けられ、