スウェットにTシャツという格好に着替えた梶葉くんからは、わたしも昨日使ったボディソープの香りがする。
似たような格好になったからペアルックみたい。
そんなことを考えながら目で追っていたら、急にこっちを向くからどきりとした。
「やっぱケトルは早めに探さないとだなー。コーヒーも飲めない」
冷蔵庫から牛乳を出すと、梶葉くんはそれをマグに注ぎレンジへ入れた。
「食べたら少し寝るけど、何かあったら起こして」
「梶葉くんが寝てる間にわたしはケトルの発掘作業に取り掛かるね」
「お願いします」と頭を下げられた。
「段ボールの中の物を勝手にしまわない方がいい?」
「全然。何でも好きにして。早く片付いた方が助かる」
「じゃあ、がんばる」
「頑張りすぎなくていいよ」
梶葉くんは温めが終わったミルクのマグをテーブルに運ぶとそれをわたしの前に置いた。自分の前には缶コーヒーが置かれている。
そこで初めて牛乳はわたしのために買われていたものだったと知った。
朝はパンで、飲み物はホットミルク。
きっとそれがわたしの習慣で、梶葉くんはどうしてだかそのことを知っている。
「調理器具が出てきたら腕前を披露するよ。天津さんほどじゃないけどこれでも少しは作れるんだ」
「わたしは料理が出来たの?」
「家族のも合わせて毎朝お弁当を作ってるって聞いたよ。ささみのフライをもらったら中にチーズが入ってて美味しかった。お母さんの帰りが遅い時は夕食も作るって言ってた」
「そうなんだ」
自分のことを言われているのに他人事みたい。
朝食を食べながら、梶葉くんが起きる前までにキッチンを片付けて、ケトルを絶対に見つけようと心に決めた。
似たような格好になったからペアルックみたい。
そんなことを考えながら目で追っていたら、急にこっちを向くからどきりとした。
「やっぱケトルは早めに探さないとだなー。コーヒーも飲めない」
冷蔵庫から牛乳を出すと、梶葉くんはそれをマグに注ぎレンジへ入れた。
「食べたら少し寝るけど、何かあったら起こして」
「梶葉くんが寝てる間にわたしはケトルの発掘作業に取り掛かるね」
「お願いします」と頭を下げられた。
「段ボールの中の物を勝手にしまわない方がいい?」
「全然。何でも好きにして。早く片付いた方が助かる」
「じゃあ、がんばる」
「頑張りすぎなくていいよ」
梶葉くんは温めが終わったミルクのマグをテーブルに運ぶとそれをわたしの前に置いた。自分の前には缶コーヒーが置かれている。
そこで初めて牛乳はわたしのために買われていたものだったと知った。
朝はパンで、飲み物はホットミルク。
きっとそれがわたしの習慣で、梶葉くんはどうしてだかそのことを知っている。
「調理器具が出てきたら腕前を披露するよ。天津さんほどじゃないけどこれでも少しは作れるんだ」
「わたしは料理が出来たの?」
「家族のも合わせて毎朝お弁当を作ってるって聞いたよ。ささみのフライをもらったら中にチーズが入ってて美味しかった。お母さんの帰りが遅い時は夕食も作るって言ってた」
「そうなんだ」
自分のことを言われているのに他人事みたい。
朝食を食べながら、梶葉くんが起きる前までにキッチンを片付けて、ケトルを絶対に見つけようと心に決めた。
