通報系ぼっちが愛されるまで

「ひ……ひぃっ……!」

 地面に尻もちをついたお爺さんの喉から掠れた悲鳴が漏れ、彼の身体の下にじわりと広がる水溜まり。

 これってもしかして……失禁!?

「だ……大丈……」

 目の前の老人を助け起こそうと手を伸ばした時、背後から声が響いた。

「おまわりさん! 早く! あそこです!」

 え!? おまわりさん!?

 ぎょっと振り返ると、制服姿の男の人からぽん、と肩を叩かれる。

「ちょっと、お話聞かせてもらえるかな」

 俺の高校生活は、こんな感じで幕を開けた。