雨色な君の心に半透明な傘を翳すころ

運命がどれほど残酷でも、この世界がどれほど理不尽でも。



もしも奇跡を起こす力が、今の私に一瞬でも残されているのなら。



どうか、私の一生分の光を、全部あいつにあげてください。



傷だらけになりながら、それでも前を向こうとするあの人に。もう二度と、冷たい雨を降らせないで。



――私のなにもかもと引き換えに。どうかあいつを、もう一度笑わせて。